2017年から3月に移行し、大阪杯の重要ステップに。中京芝2000というのはペースや展開一つでピッチでもストライドでもこれるコース形態といえるが、20年サトノソルタス(8人気2着)、19年ダノンプレミアム(2人気1着)、18年サトノダイヤモンド(2人気3着)、17年ヤマカツエース(1人気1着)と、毎年ダンジグの血を引く馬が馬券に絡んでいる。急坂を駆け上がるパワーがモノを言っているということか。取り上げた5頭ではキセキとデアリングタクトがダンジグの血を引く。(解説:望田潤)
キセキ 母母ロンドンブリッジは桜花賞2着で、ダイワエルシエーロやグレーターロンドンなどを産み繁殖としても優秀だ。体型や走りは父ルーラーシップ似で、強靭な後駆は母方のダンジグ譲り。実績どおり大箱向きの大跳び中距離馬で、2000〜2200m[2-3-2-2]と中距離をワンペースで走破して強い。秋天のような上がり特化の緩急が激しいレースは向いていないが、JCは少し行きすぎた。スタートなど課題はあるものの、中京2000は条件的には合っている。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
グローリーヴェイズ 3代母メジロラモーヌは牝馬三冠で、子孫にコウソクストレートやフィールドルージュなどが出る。母メジロツボネは