ここ5年の勝ち馬で、その後2200m以上で勝った馬はいない。ステルヴィオはマイルCS、ウインブライトは香港Cや中山記念、マウントロブソンは芝1800〜2000mのOP特別に勝った。昨年の勝ち馬ガロアクリークもその後長い距離では苦戦したが、古馬になるとマイラー寄りに完成するようなタイプのほうが勝ちやすいレースといえるだろう。中山内回りだけにロベルトの血が強く、一昨年はエメラルファイト(父クロフネ)にファンタジスト(3代母の父ロベルト)とロベルト持ちワンツーだった。(解説:望田潤)
ヴィクティファルス母ヴィルジニア(JRA3勝)はATCザメトロポリタン(豪G1・芝2400m)勝ちセヴィルの全妹。母母シルヴァースカヤはロワイヨモン賞(仏G3・芝2400m)勝ち。本馬はシルバーステート、ヘンリーバローズ、シルヴェリオの甥で、シルヴェリオとは父と母母が共通する3/4同血の間柄。ハーツ産駒だが体高が低く俊敏パワーピッチで走った母の面影が強く、先々はロベルト的ステイヤーに完成しそうなイメージもある。中山内回りを捲れるロベルトだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ヴィゴーレ母ヴァイセフラウはヒットザターゲットの