▲憧れのゴドルフィンの作戦会議の様子 (提供:坂井瑠星)
3/27(土)のドバイゴールデンシャヒーンに挑むため、ジャスティン(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)とドバイ滞在中の坂井瑠星騎手。本番を前に、現地でのレースの騎乗依頼もたくさん舞い込んできている坂井騎手ですが、中でもうれしかったのが、憧れのゴドルフィンからの騎乗依頼。今回はそのレースの結果報告です。
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ゲートさえスムーズなら2着も…技術不足を痛感
netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。坂井瑠星です。
前回のコラムで書いた通り、11日にメイダン競馬場で行われたレースで、あの“ゴドルフィン”のロイヤルブルーの勝負服を着て騎乗しました。
小さい頃から憧れていた勝負服を着た自分の姿を鏡で見た時は、とても不思議な感覚でした。
この感覚は2016年3月の、プロの騎手としての初騎乗の時以来です。あの時は、まさか自分が5年後に、メイダンでこの勝負服を着ているとは想像もしていませんでした。
▲憧れの勝負服を着た自分の姿 (提供:坂井瑠星)
今から5年後には、良い意味で想像ができないような自分になっていたいです。
僕が今回騎乗したReal Worldは前走3着ということもあり、レーティングトップタイで上位の評価でした。(ドバイでは馬券の発売がないので人気がわかりません)
もちろん過去のレースVTRはチェックしましたが、全てのレースで出遅れていたので、スタートさえ決まれば良い勝負になるのではと思っていました。
▲パドックの様子 (提供:坂井瑠星)
▲返し馬、ターフビジョンにはゴドルフィンの3頭が映し出されている (提供:坂井瑠星)
しかし、やはりゲートが上手く決まらず中団からの競馬に。最後の直線で脚は使ってくれましたが、結果は前と離された4着でした。ゲートさえスムーズなら2着には来れたレースだったので、改めて自分の技術不足を痛感させられたレースでした。
▲レース後の様子 (提供:坂井瑠星)
それでもレース後には調教師のサイードをはじめ、関係者の多くの方から「楽しかったか?」という言葉をかけていただきました。
もちろん楽しんで競馬には乗れたのですが、結果を残せなかったのが悔しいし、申し訳ないという気持ちが一番です。いつか自信を持って「楽しかったです!」と言えるように頑張っていきます。
▲サイード調教師と (提供:坂井瑠星)
このレースには周りの方々の多くのサポートのおかげで騎乗することができました。
まずは乗せていただいたゴドルフィンの関係者の皆様、今回の遠征を許可してくださった矢作先生、そしてサイードの厩舎で調教から乗れるようにお願いしてくれたオイシン(マーフィー騎手)、現地のエージェント、チームジャスティンの通訳として帯同してくれている安藤さん、その他にも数え切れないくらいの多くの方々のおかげです。
僕が良いジョッキーになることが恩返しにもなると思うので、より一層努力していきたいです。
今週も金、土、日で計8頭の騎乗依頼を頂きました。良い結果を残せるように頑張ります!