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「netkeibaさんで一番先に言おうと思って…」小牧家から重大なご報告

  • 2021年03月30日(火) 18時03分
今年は「最低でも1カ月に1勝」を目指している小牧騎手ですが、残念ながら3月は達成できず。今週の『太論』では、「勝ち負けできる」と期待十分に挑んだ六甲Sのメイショウグロッケ、ダートに初挑戦したボムブラストのレースぶりを回顧するとともに、今週末に出走予定のニホンピロスクーロの手応えにも言及。さらに、最後には重大発表も!(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

荒川厩舎との久々のコンビ、結果を出したかった…


──日曜日の阪神3R(3歳未勝利・ダ2000m)のボムブラストは6着。デビュー3戦目にして初ダートでした。

小牧 芝で結果が出ていなかったから、ダートのほうがいいかなと思って。できるだけ前に行こうと思ってたんやけど、ゲートが遅かったからね。それでもいいところには入れた。あとは、もうちょっと外に出したかったね。

──出入りが激しい競馬でしたね。

小牧 そうそう。ずっと内を走っていたから、最初は砂を嫌がっていました。でも、ダートやったら変わってくるかもしれん。芝より行きっぷりもよかったしね。

──六甲S(3月28日・阪神11R・芝1600m)のメイショウグロッケ(10着)は穴人気していましたね。専門紙によっては◎が付いていたりして。

小牧 僕もね、久しぶりにメインで勝ち負けできそうやなと思って、楽しみにしていたんです。レース自体は、思った通りに乗れたし、4コーナーでも余裕があったんやけどね。ちょっと残念でした。

──そうですよね。いい手応えで直線に向いたなと思って見ていました。

小牧 うん。久しぶりにジーッとしてたわ(笑)。スタートも抜群やったし、思った位置を取れたんやけどなぁ。まぁ、ああいう馬場(稍重)の巧拙もあるしね。勝った馬なんて、出脚はひと息やったのに押してハナにいって、最後まで持つんやからね。馬場が合ったんでしょう。メイショウグロッケは初めて乗ったから何とも言えんけど、距離なのか、久々が影響したのか…。差はないんやけどね、そんなに。

──競馬場がファーストコンタクトでしたよね。跨ってみての印象はいかがでしたか?

小牧 よかったですよ。すっごく乗りやすくて、思っていた通りの馬でした。半年ぶりのレースやったけど、仕上がりもよかったみたいやしね。久しぶりに荒川厩舎が乗せてくれたから、そういう意味でも結果を出したかった。僕自身、3月は勝てていなかったのもあって、勝てるんちゃうかなと思いながら、ものすごく集中して乗りました。もう一度チャンスをもらえたらいいんやけどね。

──今週は、日曜9Rの明石特別にニホンピロスクーロが登録していますね。初めての2000mになりますが。

小牧 2000mのほうがいいかもしれない。それと、やっぱりもうちょっと前々で競馬をしたほうがいいかもね。折り合いに関しては全然大丈夫やし、疲れさえなければいい競馬ができるんちゃうかな。

──では、緩めの質問をひとつ。「グルメな小牧さんに質問です。最後の晩餐には何を食べたいですか?僕は納豆ご飯一択です!」

小牧 最後の晩餐……なんやろな。あ、温泉旅館で出るような朝食が食べたいね。焼きサバに納豆に卵に味噌汁、それに瓶ビールを一本(笑)。あれ、大好きですわ。そういえば、今日は重大な報告があんねん。netkeibaさんで一番先に言おうと思って…。

──えっ!? そんな言い方をされると、緊張するじゃないですか…。

小牧 あ、僕のことじゃないよ(苦笑)。息子の加矢太がね、障害ジョッキーの試験を受けることになったんです。

──……すごい! その手がありましたか! 平地は体格的にあきらめた経緯がありましたものね。

小牧 うん。障害専門のジョッキーであれば、体重55キロ以下なら受けられるねんて。今、減量しないで55キロやから、体重はいけると思う。とりあえず、一次試験をパスせんことにはね。今、学科の勉強中ですわ。

──合格すれば、お互いジョッキーという立場で同じ競馬場に立てるわけですからね。楽しみ過ぎます!

小牧 僕も楽しみや。今までそういうジョッキーはいなかったから、初めてのパターンになるけど、なんとか合格できるように、僕も応援していこうと思ってます。
太論

▲小牧騎手の50歳の誕生日会時、左が加矢太さん (C)netkeiba.com

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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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