昨年はレシステンシアとスマイルカナの行った行ったで決まりそうなところをデアリングタクトが豪快に差し切り。桜花賞は行くか追い込むか、極端に乗ったほうがハマりやすいレースで、グランアレグリアやレッツゴードンキは4角先頭から押し切り、アーモンドアイは4角16番手からナデ斬った。グランのラップが59.4-33.3、アーモンドが59.9-33.2。良馬場ならば行っても差しても、59秒後半で追走して33秒で上がるのが勝ちパターンといえ、3歳牝馬が阪神外マイルで天賦のスピードを爆発させるにはこれが理想なのだろう。ディープ産駒は[5-4-2-25]。450キロ以上では[5-1-0-10]、470キロ以上だと[3-1-0-3]、449キロ以下では[0-3-2-18]。今年の登録馬ではサトノレイナスが前走474キロ、アカイトリノムスメが450キロ、エンスージアズムが416キロ。(解説:望田潤)
アールドヴィーヴルフアナの半妹でエスポワールの姪で、3代母グレースアドマイヤはヴィクトリーやリンカーンの母でアリストテレスやアドミラブルの母母。キンカメ×ディープはブラヴァスやククナと同じ。血統どおりの重厚な中距離馬で、マイルのクイーンCで2着に追い上げたのは高く評価。とはいえオークス向きには違いなく、桜花賞で勝ち負けまでくるとすれば渋ったときか。ちなみにミルコはアドミラブルやエスポワールなど、この牝系の有力馬にはよく騎乗している。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アカイトリノムスメジナンボー、モクレレ、ラインベックの全妹で、