昨年クラシック戦線でもハーツクライ(産駒)が失速する中で牡馬三冠馬を輩出したディープインパクト(産駒)

　今年の皐月賞は、近年の種牡馬リーディングでTOP3に君臨し続けるディープインパクトとハーツクライの産駒が出走予定馬の半数弱(16頭中7頭)を占めて、更には大人気のダノンザキッドの父父はハーツクライ、穴人気するステラヴェローチェとアドマイヤハダルの母父はディープインパクトというのまで含めれば、この二大種牡馬の系統馬が二大勢力を形成する様相と言えます。

　ただし、現代の芝王道路線では欠かすことのできない両種牡馬の産駒ですが、活躍するカテゴリーについては被る傾向があるものの、活躍する時期については多少異なる傾向があります。

　例えばこの皐月賞でも、芝の中距離2000m条件と見れば両種牡馬の産駒が共に活躍していて良さそうな所ですが、実際にはディープインパクト産駒の3着内好走数は10例あるのに対して、ハーツクライ産駒の好走は僅か1例となっています。

　それは、