毎年3回京都の開幕週に行われる芝マイル重賞だが、今年は阪神での開催。最近の阪神芝は良馬場だととにかく速い時計が出るが、この高速マイル戦で良績を残しているのがロードカナロア(3-1-3-11)、キングカメハメハ(2-0-1-3)、リオンディーズ(1-1-0-2)といったキングカメハメハ系種牡馬(いずれも今年の阪神芝1600良の成績)。桜花賞馬ソダシも母父がキングカメハメハだ。
取り上げた5頭ではケイデンスコールが父ロードカナロアで、エアスピネルとエアロロノアとダイワキャグニーが父キングカメハメハ。キンカメ系ばかりです…。(解説:望田潤)
エアスピネルエアウィンザーの全兄で、エアシェイディの甥で、母エアメサイアは秋華賞馬。エアシャカールも近親で、ボールドルーラー的な機動力をよく伝える牝系だ。母母父ノーザンテーストの影響も強いマイラーっぽい体型で、キングマンボのパワーの血を増幅した配合でもあり、芝ダート、距離、馬場不問の多才ぶりを発揮してきた。マイラーズCは18年が3着、17年が2着。ただ8歳となった今は、芝の高速馬場では少し分が悪いかも。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
エアロロノアエアスピネルやエアウィンザーの甥で、エアシャカールやエアシェイディなども近親。母エアワンピースはJRA4勝。母母エアメサイアは秋華賞馬。3代母エアデジャヴーはオークス2着。母父ロックオブジブラルタルはデインヒル産駒の欧州マイル王で、