ネット上でもかなり話題になりましたが、5月28日の川崎競馬場1レースのスパーキングデビュー新馬で、川崎のリーディング山崎誠士騎手が手綱を取ったメンタイマヨ(川崎・林隆之厩舎)が、単勝1.1倍の人気に応えて完勝しました。
メンタイマヨは積極的にハナを切り、道中も軽快に進めていくと、最後の直線では後続との差をグングン広げ、2着のキョウエイガバナーに7馬身差。勝ちタイムは900m56秒0(重)。
▲メンタイマヨのお母さんはチーズマヨ、おばあちゃんがマルカコマチという血統。(撮影:高橋華代子)
「900mなので積極的に行きました。道中フワフワ遊んでいましたが、終いはちゃんと伸びてくれました。体も頭もまだお子ちゃまで競馬をわかっていないような走りだったので、これからの馬ですね」(山崎騎手)。
川崎競馬場2021年最初の新馬勝ち馬として、メンタイマヨの名前が刻まれました。
メンタイマヨの父はシニスターミニスター、母が中央と兵庫で走ったチーズマヨ、母父はシンボリクリスエス、母母がマルカコマチという血統の2歳牡馬。
メンタイマヨのお母さんがチーズマヨ、一度聞いたら忘れられません(笑)。林調教師によると、程田真司オーナーもセリで購入した時点から大方の名前は決めていたそうです。
▲2021年川崎最初の新馬戦を1.1倍の人気に応えて完勝したメンタイマヨ(撮影:高橋華代子)
「(メンタイマヨは)育成時代から調教も休んだことがないくらいにすごくタフで、うちに来てからも(調教が)強すぎるんじゃないかなという内容でも、ケロッとしています。いい意味でエネルギッシュというかヤンチャな部分はありますが、タフなのですごくやりやすいです。
子供っぽいところはあるので、いろんな所作でまだ修正しなくはならない部分も残しているので、それが上積みにもなると思います。距離は延びた方がいい馬ですし、新馬戦を終えて想像以上に楽しみになりました」(林調教師)。
ちなみに、同じ日の新馬戦には、吉田照哉オーナーが名付けたというアンコロモチ(川崎・内田勝義厩舎)もデビュー(馬がポッチャリしてあんころ餅みたいということから命名されたそうです)。
最近では、サバノミッソーニ(大井・大宮和也厩舎)やスモモモモモモモモ(大井・櫻木英喜厩舎<小林>)などもインパクト抜群の名前で全国的に注目されています。
これからもみんな元気に走り続けて、明るい話題を届けて欲しいなぁと思います!
なお、川崎競馬場名物のコスプレ誘導馬たちは、スパーキングデビュー新馬時には初心者マークをつけてエスコートしているので、その装いにもご注目を!
▲スパーキングデビュー時のコスプレ誘導馬は初心者マークをつけて誘導します。写真のモデルはワットロンクン(撮影:高橋華代子)