コロナ禍ということで、今はいろんな種類のマスクを見かけますね。大井競馬場でも、去年10月にご紹介した愛らしい名前でお馴染みのイチゴショート(大井・小野寺晋廣厩舎<小林>)と担当の吉井厩務員の装いが、話題沸騰中です!
イチゴショートの父はエイシンヒカリ、母がトゥルビネ、母父はクロフネと、ご家族の芦毛をそのまま譲り受けたイチゴショートも、キュートな芦毛馬。
コロナ禍で無観客競馬中はパドックに近づけないため、本馬場入場時にパチリ。イチゴショートと吉井厩務員は、仲良くおそろいの装い。鞍上は藤田凌騎手(撮影:高橋華代子)
小野寺調教師によると、イチゴショートケーキがデザインされたマスクは、愛馬心たっぷりの大塚謹吾オーナーが関係者にプレゼントしたものだそう。
最初はイチゴショートがそのイラスト入りメンコを着けて出走してきましたが、少し前からその同じデザインのマスクを担当の吉井厩務員も着用するようになり、そんな愛らしい2ショットから目が離せないのです。
「ファンの方たちが喜んでくれて盛り上がってくだされば。愛嬌のある名前ですが、結果にも結びつけられるように頑張りたいです」と吉井厩務員。
管理する小野寺調教師もこのマスクを着けてパドックを見守っています(撮影:高橋華代子)
去年9月にデビューしたイチゴショートは、ちょうど10戦目を走り終えたところで、今は初勝利を目指して頑張っています。410キロ台の小柄な馬体で、気が良く馬込みも砂をかぶることも平気というタイプ。
「寒い時期よりも暖かい方がいいようで今は毛も抜けてきました。体重が10キロから15キロくらいは増えて実になってくれれば、力がもっとついて走れるようになってくるかなぁと思っています」(小野寺調教師)。
今は何より初勝利を挙げることを目指しているそうで、ゆくゆくの夢は年末に川崎競馬場で実施している白毛・芦毛馬によるホワイトクリスマス賞に出走することだそうです。クリスマスの時期にピッタリのいでたち、想像するだけでワクワクしてきます!
なお、まだ6月とは言え関東も非常に暑くなり、人馬ともに熱中症にも十分に気をつけなくてはなりません。その対策のため、この時期の大井競馬場のパドックでは、厩務員さんはマスクを外して周回することもできるそうなので、その辺りはご了承ください。
厩舎にいる時のイチゴショート、愛らしい芦毛馬(撮影:高橋華代子)