末脚持続性の高い馬に注目!
1番人気が6連敗中、ここ最近は5年連続馬券外という荒れる重賞マーメイドS。
一番大きな要因としては直前に開催される牝馬限定戦・福島牝馬S組が10年来(0-2-1-16/19)で単勝回収率0%複勝回収率44%と不調である事が要因の一つでしょう。
・主な前走福島牝馬S組のマーメイドSでの結果
※リープフラウミルヒ・フローレスマジックは福島牝馬S馬券内組枠で含む
この要因の1つに福島牝馬Sは春の軽いきれいな芝で開催されるため、小回りで時計の速い一貫したラップ(例:後半4F12.0-12.0-12.0-12.0のようなレース)を刻まれるが、マーメイドSは梅雨付近かつすでに使いこまれていた芝での開催+小回りとはいえスパイラルカーブ気味でコーナー角が広いことから、早い段階からギアをあげていく瞬発力を求められた上で、仕掛けが早いことと馬場の影響で終いの持続性を求められるという特殊なレース。
このようなタイプのレースは牝馬限定戦において珍しく、いろいろな適性をすべて求めてくる「わがまま重賞」だと思っている。
L5F中最速部分を赤ハイライト、2番手部分を黄色ハイライトしたのが下図になっているがこのように分類すると2つのレースの特性が明確に見えてくるでしょう。
「末脚持続性の低い馬は前走重賞組でも通用しない」ということはつまり、裏を返せば