【宝塚記念予想】牝馬の1、2番人気、意外に両立なし!?
GIで牝馬が1〜3番人気独占はグレード制導入後2回目
今回は馬券戦術というか、記録・エピソードの類としてお読みいただきたい。ただ、馬券の組み立てに役立つ結論も少し出てくる。
宝塚記念は、牝馬の上位人気独占になりそうだ。おそらく1番人気クロノジェネシス、2番人気レイパパレ、3番人気カレンブーケドールだろう。カレンブーケドールの単勝は買えんということでアリストテレスが3番人気というのも考えられないではないが、まあ牝馬が1〜3番人気になるのではと思う。
牡馬も出走できるJRAのGI競走で牝馬が1〜3番人気独占ということになると、これはグレード制導入後2回目ということになる。2015年のスプリンターズSで1番人気ストレイトガール(1着)、2番人気ベルカント(13着)、3番人気ウリウリ(5着)となったのが唯一の先例。中長距離では初となる。
1、2番人気独占はどれくらいあるかというと、さきほどのスプリンターズSを含め10例ある。一番古いのは1993年マイルCS(シンコウラブリイとニシノフラワー)、最近だと2020年天皇賞秋(アーモンドアイとクロノジェネシス)がそうだった。
そのうち人気2頭でのワンツーがどれだけあるかというと、2008年天皇賞秋(ウオッカとダイワスカーレット)だけ。1、3着も2020年天皇賞秋だけ。残り8レースのうち6レースは片方が勝ってもう片方は大敗(4着以下)、2レースは共倒れ(2頭とも4着以下)だった。
ということは、である。今回クロノジェネシス・レイパパレのいずれかが勝つにしても、2着が他の馬、という形は見込めるのではないだろうか。さらに人気2頭の片方が4着以下ということになれば、残り1頭が1着でも3連単はそれなりにつくのではないだろうか。このあたりの「ちょいひねり」を意識して、宝塚記念の馬券を組み立ててみたい。