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ゆかりのワールドエース産駒と新馬戦へ!「期待してるんやけどね」

  • 2021年06月22日(火) 18時01分
今週の『太論』は、先週のレース回顧とユーザー質問×2の2本立て。12番人気で5着に入ったムーンランディングについては、「展開ひとつでチャンスあり」と早くも次を見据えた前向きな発言も。また、今週末には、付きっ切りで調教を付けているワールドパレスがいよいよ始動予定とのこと。待望の新馬Vなるか!?(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

乗っている僕のほうがもっともっとショック…


──初騎乗となったムーンランディングは、12番人気で5着と健闘(6月20日・阪神1R・3歳未勝利・ダ1200m)。最後に差を詰めてきましたね。

小牧 直線はいい脚で伸びてきたし、次につながるレースはできたかな。最初は芝を使っていたけど、ダートがよさそうやね。次も乗せてもらえそうやし、展開ひとつでチャンスがある馬やと思う。

──5着ですから、使いたいところに使えそうです。

小牧 そうそう、5着に入れてよかった。楽しみです。メイショウヤマツミは、ちょっと残念な結果になってしまったね(6月20日・阪神4R・3歳未勝利・ダ1800m・5番人気6着)。

──意欲の連闘策でしたね。

小牧 うん。前回はおとなしかったんやけど、今回はレース前からちょっとイレ込んでたわ。連闘っていうこともあったのかな。まぁ逃げたらどうしても目標にされるからね。

──前走で好走しているから余計ですよね。

小牧 そうやね。1800mもよかったけど、ベストは1700mかもしれんなぁ。厩舎の人には、小倉の1700mがいいかもしれないと伝えました。スタートはいいし、いいスピードを持っているから、次はなんとかしたいね。

──今週ですが、いよいよワールドパレスが始動ですか?

小牧 あ、使います。時計も詰まってきてるしね。もうちょっとピリッとしてほしいところやけど、新馬やし、実際に走ってみないとわからんところもあるから。乗り味がいいだけに、期待してるんやけどね。なんとか走ってもらいたいです。なんせ6月はまだ勝ってないから。最低でもひとつは勝ちたい。頑張りますわ。

──では、質問をふたつほど。「ニホンピロスクーロと小牧騎手のコンビが大好きです。先日のレースはショックでした…。『太論』でも敗因がわからないというようなお話をされていましたが、その後のスクーロはどんな様子ですか?」。

小牧 乗っている僕のほうがもっともっとショックやで(苦笑)。レースのあと、すぐに放牧に出ました。厩舎の人いわく、暑い時期に弱いんちゃうかっていう話やったね。

──確かに、去年の6月にも珍しく12着と崩れたレースがありましたね。

小牧 そうそう。ハッキリとは言えないけど、「そうかもしれない」っていうのがわかっただけでも次につながるからね。たぶん夏はお休みして、涼しくなってから再始動ということになるんちゃうかな。

──続いての質問です。「家にいる時間が増えたので、奮発して自宅用の酸素カプセルを買いました。確か小牧さんも持っていますよね?どういう効果が出るのかすごく楽しみなので、小牧騎手が実感している効果を教えてください!」。

小牧 お酒が抜ける、すごく(笑)。あと、発汗がよくなるよ。

──代謝が上がるということですか?

小牧 そうそう、代謝がすごく上がると思う。たぶん血流がよくなるんやろうね。僕が酸素カプセルに入り始めたきっかけは、サウナでの汗の出方が全然違ったから。酸素カプセルに入ったあとは、とにかく汗がすごく出るねん。それで自宅用に買って、入り出したんやわ。

──改めて欲しくなってきました(笑)。

小牧 ちゃんと変化を感じることができると思うよ。あと、やっぱり骨折したときとかも、治りが早いっていう話があるからね。確かベッカムが使っていて話題になって、流行り出したんよね。安いものではないけど、僕ももう20年くらい使ってるから、十分元を取ってるわ。

──小牧さん、酸素カプセルのなかで寝てるんですよね?

小牧 うん。今もたまにだけど、入ったまま寝てるよ。二日酔いもスッキリや(笑)。
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太論 / 小牧太
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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