夏の芝ハンデ重賞が続き、馬券ファンにはたまらない季節になってきました。七夕賞といえば、ドモナラズ、アスカクリチャン、タガノエルシコ、ニューダイナスティ、マデイラ、オリオンザジャパン、メドウラーク、パワーポケット、ロードヴァンドールなど、福島競馬場で行われた過去10回で二桁人気の馬が9頭も馬券に絡んでいるほどの大穴レース。とはいえ、1〜5番人気が全滅してはいないので、軸選びが重要であることに変わりはありません。はたして軸に相応しいのはどの馬なのでしょうか?
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)
利益度5000超えは1万3千以上の項目の中で8つだけ
編集K3(以下、K3) 先週のラジオNIKKEI賞は良いところなく終わりましたが、このコーナーはどうもハンデ戦が鬼門ですね。
卍 そう言われるとそうですね。
K3 アルゼンチン共和国杯、日経新春杯、シルクロードS、マーメイドS、ラジオNIKKEI賞と5レースあったんですけど、「儲かる軸馬」は馬券に絡めていません。
卍 各レースの「儲かる軸馬」はユーキャンスマイル(1番人気4着)、サトノインプレッサ(8番人気7着)、クリノガウディー(6番人気16着)、アブレイズ(9番人気6着)、リッケンバッカー(2番人気9着)ですね。
K3 「1〜5番人気から軸を選ぶ」というルールが成立しにくいという問題もありますね。
卍 仮に1〜5番人気から選べたとしても、ハンデ戦だと人気馬の好走率は下がりますからね。ハンデ戦とそれ以外のレースの人気別成績を比較すると以下のようになります(集計期間:2016年〜2020年)。
K3 1番人気の複勝率は10ポイントも下がるんですね。
卍 ハンデ戦の場合、4番人気までは好走率が下がっています。
K3 じゃあ、ハンデ戦で「儲かる軸馬」の的中率が下がるのは覚悟しておかないといけないんですね。
卍 人気馬を軸にする以上、そうなります。ただ、当たったときの配当は大きいですからね。
K3 じゃあ、そのうち当たると信じて、このまま続けていきましょう。
卍 そうですね。
K3 今週は七夕賞があります。こちらもハンデ戦ですが、2010年以降の過去10回(2011年の中山開催を除く)を見ると、二桁人気の馬が8頭も馬券に絡んでいます。
卍 荒れてますね。やはり福島競馬場というのは独特なんでしょうね。
K3 今週も福島の妙味度が高い馬に注目ですね。総合妙味度はどうなっていますか?
卍 七夕賞で上位人気が予想される馬の総合妙味度は以下のようになっています。