
▲雨の中のレースとなった福島9R・織姫賞 (撮影:小金井邦祥)
今週のテーマは、暑さとの闘いが大変な夏競馬について。
冬よりも夏の方が好きだというミルコ騎手も「この時期は水分の摂り方がホントに難しい」と明かします。暑さ対策で坊主にした2年前のエピソードも…?
(取材・構成=森カオル)
※このインタビューは電話取材で行いました
「人間もつらいけど、馬はもっと大変」
──酷暑のなかでの開催が続いていますね。
ミルコ めっちゃ暑い! でもね、僕はこの暑さが大好きです。
──そうでしたっけ? 去年も一昨年も、夏場にお会いすると「しんどい…」と言っていたような。
ミルコ 僕、冬のほうが苦手です。1月に冬休みを取りたいくらい(笑)。しんどいって言っていたのは、夏に52キロに乗ったときじゃない? 52キロに乗るときは、いつもより水分を摂れないから、さすがにちょっとしんどいね。
でも、7月の2週目だったかな。福島が日本で一番暑い場所だった日があって。ものすごく暑かったけど、何もしなくてもどんどんどんどん汗が出てくるから、あの日は52キロも楽に乗れた(笑)。
──今年の7月の2週目といえば、52キロのエイシンチラー(7月11日・福島9R・織姫賞・3番人気1着)で勝った週ですね。
ミルコ 勝ちました! あの日は軽くて薄いズボンを履いていたのに大雨が降ったから、パンツまで全部(透けて)見えちゃってヤバかった(笑)。ちょっと恥ずかしかったね。でも、この時期は水分の摂り方がホントに難しい。飲まないと死にそうになるし、飲んだらすぐに体重が増えちゃうし…。夏の競馬は大変です。
──なにか特別な対策や工夫はしていますか?