時流には逆らうことが勝ち筋へのセオリー
冒頭に書くことではないのですが、自戒も込めて。
先週のセントライト記念は◎グラティアス◯ソーヴァリアント▲タイトルホルダーという滅多にしない「らしくない」置きに置いた予想をして結果は大外れ。セントライト記念についての話はまた後ほど書くとして、レース直後に強く自戒すべきとすぐに頭をよぎったのが「東京優駿4〜9着馬の次走成績」
・東京優駿4〜9着馬の次走成績
ダービー出走、ならびにそこで一桁着順の馬は感覚的に世代上位に思いこみがちですが、別路線の馬、なんらかの理由で出走できなかった馬、ダービー以降に成長をしてきた馬などの存在によって妙味が一切なくなってしまう。
今年のダービーは、2020年秋の芝のダメージの影響から珍しく外にトラックバイアスがあった。その結果、例年なら有利であったはずのインで立ち回ってきた馬にトラックバイアスのディスアドバンテージがあった…ということでグラティアスとタイトルホルダーを評価しました。タイトルホルダーは不利があったとしても結果はどちらも惨敗。1勝クラス勝ちの身だったカレンルシェルブルが4着、なによりも未勝利勝ちの身のベルウッドエオが脚を余さなければ掲示板どころか3着まで見えていた。ラップをみても特に大きなバイアスが発生していたようには思えませんでしたし、過去ここまでダービー上位と条件戦馬の距離(物理的にも心理的にも)が近いことはないと強く感じたレースになりました。
これは多くの競馬ファンも感じ取ったことだと思います。実際にセントライト記念後すでに今年のダービーのレベルについて疑問符が付けられるシーンをSNS上でも幾度か見受けられました。
データ分析が顕著になった2015年来、