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昨年はデアリングタクトが制し史上初の無敗牝馬三冠達成(c)netkeiba.com
先週開幕した阪神は6月以来、約3ヶ月ぶりの開催。6月は4日間のみの開催で、当時はBコース使用。Aコース部分は春開催後に張り替えられてから仮柵で保護されていたため、良好な状態。週中の降雨もなく、軽めの馬場コンディションでの開催となった。
内回りの上級条件(2勝クラス以上)は3レース行われ、連対した6頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは1頭のみ。二桁位置取りから連対した馬も2頭。
9頭立てだった日曜阪神9Rでは最初のコーナーを最後方で通過したヴェローチェオロが1着。2着のオヌールも最初のコーナーは後方から2番手で通過。また、最初のコーナーを6番手以降で通過して連対した5頭のうち3頭が6枠より外だったことも特徴的だった。
外回りで行われた日曜のメインレース京都大賞典もトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定。9番人気1着のマカヒキは最初のコーナーを8番手で通過。二桁人気ながら好走した4着のディアマンミノルは最初のコーナーを最後方付近で追走。12番人気で5着だったロードマイウェイも二桁位置取り。1〜6着までが5枠より外。先行や内をロスなく通るアドバンテージがない馬場だった。
今週は週中、週末とも降雨の可能性もありそうな天気予報となっているが、降ったとしても雨量としてはそれほど多くはなさそう。先週と大差ないトラックバイアスを想定する。後方待機馬を狙いたい。
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忘れな草賞勝ち馬ステラリア(c)netkeiba.com
ステラリアの前走オークスはトラックバイアス「 ・超差し有利」と判定。後方待機馬が上位を独占したレース。先行して逃げ馬に並びかける形では絶望的だった。
前走は鞍上もレースでは初騎乗。大外枠も踏まえて、ポジション確保を重視し積極的に出したため、馬が思いのほか進んでいってしまった。本意ではない位置取りだったことに加えて、絶望的に不向きだった展開とトラックバイアスを考慮すれば、大敗は仕方がない。同馬にとっては参考外のレース。
本来は末脚が持ち味の馬。想定される馬場状況で控える形をとれば、巻き返す。
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