明日11月3日、金沢競馬場で8年ぶりにJBCが行なわれます。新型コロナウイルスの影響で当日は事前当選した1300名のみの入場となりますが、金沢では今年2つの飲食店が新たにオープン。また、日本で唯一の「競馬場内の本格的なお寿司屋さん」も健在していて、グルメが充実した競馬場です。
JBC当日、現地に行ける方はその参考に、残念ながら行けない方も普段なら「ハッピーポイントカード(入会費無料、要事前申込)」があれば入場可能なため、いつかの金沢遠征の時のために、今週の「ちょっと馬ニアックな世界」では金沢競馬場グルメの世界を覗いてみましょう。
市内名店のお寿司が食べられる競馬場
金沢競馬場といえば、何といっても「競馬場にいながら本格的なお寿司が食べられる」ことが有名です。
石川や富山など日本海で獲れた美味しいお魚を職人さんが握ってくれるので、それはもう食べた瞬間に笑顔になっちゃいます。
北陸は米どころだからか、個人的にはシャリも美味しく感じていて、競馬場に来ると頻繁に足を運びます。
場内のお寿司屋さんは2店舗。
入場門からパドックに向かう道中にあるのは「金澤玉寿司」。
▲片町や香林坊にもお店を構える金澤玉寿司
生姜と青じそが乗ったサッパリしたアジの握りが私の大好物。
▲手前の3貫がアジ。口に含んだ瞬間、薬味の香りもたまりません
その日のお品書きはカウンター横のホワイトボードに書かれているのですが、「さわらのソデ」といった聞き馴染みのないネタがある日もあります。
大将に聞くと、「さわらは北陸ではカジキのことで、そのお腹の部分になります。美味しいですよ!」とのことでいただいてみると、言葉通り絶品でした!
また、にぎり詰折は650円とリーズナブルながら握り寿司が5〜6貫に巻き寿司というボリューム。
金澤玉寿司は金沢市内にもお店があるのですが、庶民の私には気軽に行けるレベルではなくて、競馬場でお手軽にいただけるのが本当にありがたいです。
その「金澤玉寿司」からさらにパドックに向かって歩いた奥に軽食堂街があり、そこに軒を連ねるのが「宇ノ気玉寿司」。
▲宇ノ気玉寿司は本店の創業が1955年。地元民に愛されるお寿司屋さんです
いつもカウンターは賑わっていて、人気の高さが窺えます。
こちらは一品ずつ頼むスタイルではなく、あらかじめセット(盛り合わせ)になっているので、旬のものをいろいろ食べたいという方にはうってつけ。
写真は3年前の10月にいただいた「にぎりセット」。
▲にぎりセット8貫、1200円(当時)
脂が乗っていて、どれもこれも美味しくてお腹いっぱいになりました。
新店には人差し指2.5倍のジャンボ串カツが!
今年は2店舗がオープンした金沢競馬場。
閉店したお店があったため、公募で「ふらいぱん」と「馬笑屋(ばしょうや)」が出店しました。
「ふらいぱん」はお姉さんがテキパキと切り盛りされているお店。
▲明るい雰囲気のふらいぱん。カレーなどご飯系もあるので、しっかりお腹を満たせます
常連さんたちがお姉さんと楽しく会話していて、すごく明るい雰囲気です。
店頭に「ホルモンうどん」ののぼりが立っているので、早速いただいてみると、ホルモンの旨味に中辛のタレが絡んで美味しい!
麺は中細麺でスルスル食べやすくて、野菜もたくさん入って550円。
▲名物のホルモンうどん。ピリッとした辛みもあって美味
金沢は有名なカレー店がいくつかあるのですが、「金沢カレー」というメニューもあって、それも気になるところです。
「馬笑屋」は店名から想像がつく通り、オーナーが競馬好き。
▲馬笑屋はカウンターで食べても、テイクアウトしてもOK!
お酒に合う一品が揃っている印象で、名物の一つになりつつあるのが「ジャンボチキンカツ」。
女性の人差し指の2.5倍ほどの長さを誇る串カツで、持ち上げた時の重みがすごい!
ところが、これだけ大きいのにお肉は柔らかくって、衣は薄くてサクッとしていて、1本ペロリと平らげられます。
▲特大のチキンカツですが、脂っこくないのでペロリと食べられます
飲み物では「スペシャルレモンソーダ/サワー」。
凍ったレモンがゴロゴロと入っていて、知り合いのカメラマンはソーダを飲み干した後にレモンを全部かじって「すっぱーいっ!」と悶絶するのがお気に入りなのだとか(笑)。
▲ゴロゴロと入った冷凍レモンの楽しみ方は人それぞれ
それぞれに競馬場グルメの楽しみ方を持っているようです。
明日のJBCの入場券が見事当選された方はぜひ現地で、残念ながらJBCは来られない方もコロナの状況を見ながら金沢競馬場に来ることができた日には、ぜひグルメも満喫していただければと思います。