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【アルゼンチン共和国杯予想】オーソリティは逆らえないがパワーの必要な東京で躍進あるフライライクバードに期待だ/倉本匠馬

  • 2021年11月05日(金) 18時00分

オススメの穴馬フライライクバードに期待(c)netkeiba.com


展開予想
スローペース

《一言コメント》
今回のメンバーで言えることは、まず逃げ馬不在のメンバー構成でスローペース濃厚だということ。東京2500m自体は瞬発力を求められるコースではないものの、ここまで緩い流れになりそうだとある程度は必要かなと。また、今の東京は微妙にパワーも求められているので、その部分との兼ね合いが結果に与える影響は大きそうだ。後ろすぎるとかなり苦しそうで、最低でも4角では前を射程圏内に入れておきたいところ。

各馬の並び
先行
アイアンバローズ
アンティシペイト
サトノソルタス
マイネルウィルトス

差し
アイスバブル
アドマイヤアルバ
オウケンムーン
オーソリティ
ゴースト
フライライクバード
ボスジラ
レクセランス
ロードマイウェイ

追い込み
ディアマンミノル
トーセンカンビーナ

Vポジション候補
とにかくスローペース濃厚でパワーも必要な馬場なので、
【逃げ馬と先行馬、好位から運ぶ馬】としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.アンティシペイト
2.マイネルウィルトス
3.アイアンバローズ
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.オーソリティ
展開◯ 馬場◯ コース◎
前走は様々な面で敗戦理由がある大敗で、得意の東京長距離戦に戻れば巻き返しの可能性は高そう。また、ルメール騎手騎乗に関しても非常に心強そうで、今の馬場にもマッチしていることを考えればチャンス大。ここは本命最有力候補の1頭で、体調面さえ問題なければ勝ち負けとなりそうだ。

総合評価
B

2.アンティシペイト
展開◯ 馬場◎ コース◯
前走は自己条件ながらも価値のあるレースで、距離適性やこのコースとの相性を考えても重賞路線で十分に戦えそう。また、自在性のある競馬もプラスで、ある程度のポジションから運べれば上位の馬に対しても踏ん張れるかなと。ここは相手の上位には取り上げたいところで、安定感のあるレースに期待したい。

総合評価
C

3.ボスジラ
展開◯ 馬場◎ コース△
前走はほぼ勝ちに等しい内容での2着で、札幌長距離戦との相性を証明する走りであった。ただ、東京替わりは正直言ってマイナスの印象で、多頭数と先行馬が少ないメンツだとやや苦戦する可能性が高いかなと。ここは若干評価を落としたいところで、枠や当日の馬場によっては無印も検討したい。

総合評価
D

4.マイネルウィルトス
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は北海道シリーズとは言えども、好メンバー相手に大善戦のレースで距離さえ対応できれば十分に戦えそう。また、今の東京の馬場とマッチしており、出来る限り前目のポジションから運べれば押し切るイメージも湧くかなと。ここはデムーロ騎手に乗り替わりを見ても勝負気配は高く、相手には必ず入れたい1頭である。

総合評価
C


オススメの穴馬
1.フライライクバード
展開◯ 馬場◯ コース◯
中京2200mで好走しているように上がりが多少掛かってくる条件は合ってる上に、距離も問題なくこなせるならばいきなりの重賞挑戦でも十分にやれるかなと。やや先行馬が少ないメンバー構成は気になるものの、中団から運んでパワーをフル活用すれば楽しめそう。ここは2、3着の観点ならば相当期待が持てそうで、相手には必ず入れて欲しい1頭だ。

総合評価
C

以上のようにそれぞれ5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。馬場の面で今の東京はやや特殊なのでボスジラなどの取り扱いがかなりのポイントとなりそうで、明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択しておきたいところ。今週は雨が降らなさそうな雰囲気だけに先週との違いを明確にして、土日の馬場に関しては必ず確認したい。2021年のJBC競走は3連勝で10万馬券的中と絶好調の結果を残すことが出来たので、中央の重賞に関してもそろそろギアを上げていきたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして本格化するGIシーズンに向けて良い流れを掴んで欲しい。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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