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【朝日杯FS予想】朝日杯に2戦2勝で臨む馬、過去の成績は

  • 2021年12月14日(火) 12時00分

前走クラスや距離で見てみると…


 今年の朝日杯FSにはまだ負けていない馬が6頭登録している。そのうち4頭が2戦2勝だ。

 これだけいるとどれかは軸候補になるし、どれかは無印候補にもなりうる。2戦2勝馬について、過去の類似事例はどの程度走ってきたのか、あるいは走らなかったのか調べてみたい。対象期間は該当馬を増やすために過去20年とする。

 対象期間に2戦2勝で朝日杯に臨んだ馬は37頭。

 前走クラス別に見ると、
回収率向上大作戦


 やはりというか、重賞組とそれ以外では前者のほうが走っている。

 対象期間は中山で行われていた時期のほうが長いので意味がないかもしれないが、前走距離別成績で見ると
回収率向上大作戦



 と、距離延長だった馬は苦戦している。

 最後に朝日杯における人気順別成績で見ると、
回収率向上大作戦



 夢のない話だが、2戦2勝なのに5番人気以下だった馬は馬券に絡んでいない。これは前走クラスや距離が関係した結果でもあろう。

 こうなると前走が重賞でおそらく2番人気のジオグリフは買えるが、他の3頭は少なくとも軸にはしづらいということになる。好配当を期待するなら、いっそ3頭のほうは消してヒモ穴を追求するか……オッズを見ながら検討したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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