桜花賞とオークスをにらむ3歳牝馬による東京マイル重賞。過去5年の勝ち馬のうち、20年アカイトリノムスメ(母母父ソルトレイク)、18年クロノジェネシス(母父クロフネ)、17年アドマイヤミヤビ(母父クロフネ)と3頭が母系にデピュティミニスターの血を引いている。また18年2着フィニフティは母父クロフネで、19年2着ビーチサンバと17年2着アエロリットは父クロフネだから、クロフネ〜デピュティミニスター系の血がかなり有力なレースと言えるだろう。ただし取り上げた4頭にデピュティミニスター系の血を引く馬はいない。(解説:望田潤)
ウインエクレールウインブライトやウインファビラスの3/4妹で、母サマーエタニティはJRA3勝(芝1200〜1400)。牝祖ミスゲランからはハクサンムーンやチリエージェなどが出る。母父アドマイヤコジーンはコジーン産駒で安田記念や朝日杯3歳Sを勝った。ウインブライトはノーザンテースト4×4で機動力抜群で香港と中山の鬼だったが、本馬は父がディープに替わって脚長で柔らかみのあるストライド。中山で新馬を勝ったが、東京でも好位差しで手堅いだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ショウナンアメリアセンセーションの姪でワールドリバイバルやセントセシリアのイトコ。牝祖ヴェイルオブアヴァロンはデラローズH(米G3・芝8.5F)勝ち馬でリルダヴァルやヴォルシェーブの母。その母ウインドインハーヘアはディープインパクトなどを産んだ名繁殖。そこにロードカナロアでストームキャット3×4の