昨年はカフェファラオが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
先週の東京ダートは週中木曜の雪、雨の影響が残って湿った状態。凍結防止剤も撒かれた。乾き馬場状態で、日曜は雨。時計、上がりともに速く、走りやすい馬場。軽い馬場。
今週末も雨予報。凍結防止剤が撒かれていると、先週の馬場状態がキープされやすい。今週末の東京ダートも先週日曜と同等の軽い馬場コンディションを想定。
GIのメンバーで争われるフェブラリーステークスは、レコードに近いタイムの決着になるだろう。
フェブラリーステークスのレコードは2016年の1分34秒0。このレコードを更新したのが2016年の武蔵野ステークスの1分33秒8。2016年のフェブラリーステークスはモーニンが最初のコーナー4番手通過で押し切り勝ち。2016年の武蔵野ステークスはタガノトネールが逃げ切り勝ち。モーニン、タガノトネールともにメンバー中の上がりは4位。
レコード決着になるぐらいの東京ダート1600mは、先行できることに加え、ラストも上位の脚を持続することが要求される。
ダート2戦目となる昨年の桜花賞馬ソダシ(c)netkeiba.com
ソダシは芝1600mの桜花賞をコースレコード勝ち。この時は最初のコーナーを3番手で通過し、上がり4位でスピードを持続。このコースでレコードを出したモーニン、タガノトネールに近い内容。
前走のチャンピオンズカップはトラックバイアス「外有利・ 」。当時の中京ダート1800mは外枠が有利な状況。最内枠から逃げる形で最後は失速したが、不向きなトラックバイアスだったため、この内容は許容できる。
初ダートだった前走は標準的な馬場コンディション。中京ダート1800mは坂からのスタート。芝を速い時計で走ることができるスピード馬。前半から負荷のかかるダート中距離では結果的にスタミナとパワーが不足していた。
同じダートでも今回想定される軽い馬場コンディションで、芝からのスタートとなる東京1600mならば、桜花賞当時のような走りを再現できる。巻き返しに期待したい。
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