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【中山記念予想】先行馬が恵まれやすい中山記念のトラックバイアス

  • 2022年02月22日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は4番手で競馬をしたヒシイグアスが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


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 中山記念は2018年以降、4年連続でトラックバイアス「前有利」。

 2018年以降の4回で3着内に好走した12頭は全て最初のコーナーを5番手以内で通過している。馬場コンディションが異なるにもかかわらず、一貫した傾向となっている。

 前開催の1回中山開催の芝はCコースを使用。例年、その前年末から続く冬場の連続開催で傷みが進んだ状態で終了する。

 そして2回中山開催では前開催では仮柵により保護されていたAコースへ戻る。内側の部分だけ芝が良好なグリーンベルト状態が発生しやすい。

 加えて、中山芝1800mはコーナーまでの距離が近い小回りコース。先行馬が恵まれるトラックバイアスになりやすいのだ。

 近年は少頭数で行われることも多かったレースだが、今年はメンバー構成もあって、各陣営とも色気を持って頭数は揃いそう。先行馬が好走して波乱の決着を狙いたい。

馬場虎太郎

トーラスジェミニは小回りの中山で巻き返しなるか(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


 トーラスジェミニの前走東京新聞杯はトラックバイアス「外有利・差有利」と判定。当日の東京芝はグリップ性が良く、走りやすい状態で軽めの馬場コンディション。末脚の要求度が高く、先行や内をロスなく立ち回れるアドバンテージは全くない状況。内枠から先行する形では絶望的だった。

 また、この馬自身、直線で追われてから伸びないタイプ。トラックバイアスはもちろん、近3走連続で出走した直線が長いコース形態も向いていなかった。

 小回りで定石通りの先行有利な状況が見込まれる今回は巻き返しが期待できる。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の中山記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!


また、アメトーーク!の読書芸人にて話題となったお笑い芸人ラランド・ニシダと亀谷敬正による対談コラムも特別公開中!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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