実績のある馬が斤量を乗り越えて好走する…?
中山記念は4歳55キロ・5歳56キロ、牝馬2キロ減で、GIやGIIの優勝歴によって2キロもしくは1キロ加増される。今年はこの加増されている馬がおらず、全馬がベースの斤量で出走する。
実は、加増されている馬がいてくれたほうが予想はしやすい。過去10年で見ると
このように、加増されている馬のほうが複勝率も複回収率も高いのだ。実績のある馬が斤量を乗り越えて好走しているということになる。
ならば、その趣旨だけを取り入れて、「ギリ加増されなかった馬」を狙うというのはどうだろうか。斤量は軽いほうがよいわけで、「加増されないがそれに近い実績がある」という馬なら良いことづくめと解釈することもできる。
加増されるのは
・1年以内のGI勝ち馬(牝馬限定戦除く) 2キロ増
・1年以内の牝馬GI勝ち馬と、GII勝ち馬 1キロ増
・1年より前のGI勝ち馬(2歳GI除く) 1キロ増
今回の登録馬でそれに近い馬はというと、
・2歳GI勝ち馬→ダノンザキッド
・2歳GIの2着馬→マルターズディオサ
・GIの3着馬→ダノンザキッド、ガロアクリーク
・1年より前のGII勝ち馬→ルフトシュトローム、ガロアクリーク、マルターズディオサ、ゴーフォザサミット
これらの馬を、該当するレースの新しい順に重視していく、といった予想も可能なのではないかと思う。