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【皐月賞予想】かつてのメインルートだった弥生賞組 激走で高配当をもたらすパターンとは?

  • 2024年04月09日(火) 12時00分

最近不振の弥生賞組だが・・・・・・


 皐月賞ウィークということで、弥生賞→皐月賞というローテについて考えてみた。

 このルートは、かつて皐月賞へのメインルートだった。サンデーサイレンス産駒が皐月賞に出走していた1995〜2006年は前走レース別の着度数だと弥生賞が[5-3-7-31]でトップ。勝率・複勝率も他のレースより上回っていた。

 同じコースで行われるのだから当然と当時は思われていたが、近年は傾向が変わりつつある。過去10年の皐月賞における前走弥生賞組は[0-5-2-33]と勝ち馬を出しておらず、複勝率の17.5%はスプリングSの10.8%より良いものの、共同通信杯の42.1%あたりと比べるとだいぶ低い。

 ただ10年で7頭は馬券に絡んでいるので、2、3着でもよい前提なら弥生賞組を嫌う必要はない。軸にはしづらいが、ヒモには取っておかないと軸が合っていても相手が抜けるということになってしまう。

 この弥生賞組にはひとつの特徴がある。前述の[0-5-2-33]を前走(弥生賞)での上がり順位別成績で見ると、

回収率向上大作戦



 となっている。弥生賞で上がり最速や2位だった馬は奮わず、上がり4〜5位組が9頭中4頭馬券圏内ということになっている。馬券に絡んだ馬の人気順は5、8、9、12番人気なので、配当的な魅力もある。皐月賞は持続力勝負になって荒れることがあるが、それにフィットするタイプなら弥生賞組でも狙う価値があるということになる。

 今年の皐月賞に出走する前走弥生賞組は4頭。上がり最速で2着のシンエンペラーは強そうではあるが、そもそも人気だしこの話の趣旨とは別筋である。単純に上がり4〜5位に該当するということではシリウスコルト(上がり5位タイ)、上がり2位だが「上がり最速ではなかった」ということでコスモキュランダを、ヒモ穴として意識する手はあると思う。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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