中山牝馬Sは大型馬が強いレースで、過去5年の連対馬の平均馬体重は481キロ。血統的な傾向としては、過去5年の勝ち馬5頭はいずれもネヴァーベンド≒ボールドリーズンの3/4同血の兄弟の血をもっていた。21年はボールドリーズンの血を引く474キロのランブリングアレーが、20年はネヴァーベントの血を引く496キロのフェアリーポルカが、19年はネヴァーベントとボールドリーズンの血を引く480キロのフロンテアクイーンが勝っている。取り上げた5頭でネヴァーベンド≒ボールドリーズンをもつのは、フェアリーポルカ(前走496キロ)とミスニューヨーク(前走462キロ)。(解説:望田潤)
スマイルカナ母エーシンクールディはJRA3勝し交流重賞で活躍。叔父のエイシンヒカリとは父ディープインパクトも同じで3/4同血の間柄になる。母父ディストーテッドヒューマーはフォーティナイナー系のスピード型で、モーニンやサトノフェイバーなどの母父。この母父の影響でエイシンヒカリよりもマイラー体型で、先行脚質は同じだが、昨年のターコイズSでは3番手から抜け出したようにハナには拘らない。最近は得意の中山マイルでも結果が出ていないのが…。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○
テルツェットラヴズオンリーユーやリアルスティールの姪。母母母モネヴァッシアはキングマンボの全妹で、ランプルスティルツキン(欧2歳女王)の母、タペストリー(ヨークシャーオークス)の母母という