ここ5年のスプリングSの勝ち馬で、その後2200m以上で勝った馬はいない。ステルヴィオはマイルCSに、ウインブライトは香港Cや中山記念に勝った。古馬になるとマイラー寄りに完成するようなタイプのほうが勝ちやすいレースといえるか。最近菊花賞とつながる弥生賞とは対照的だ。中山内回りだけにロベルトの血が強く、21年は母父シルヴァーホークのヴィクティファルスが勝ち、19年はエメラルファイト(父クロフネ)にファンタジスト(3代母の父ロベルト)とロベルト持ちワンツーだった。ディープインパクト産駒はここ5年は[0-0-0-6]で、人気が[1-2-1-2]だから不振というべきだろう。(解説:望田潤)
アサヒハワイアンウインドの半弟で、アドマイヤミヤビ、ルフトシュトローム、アロハリリーの叔父。母母ウインドインハーヘアはディープインパクトなどを産んだ名繁殖で子孫にも活躍馬多数。父カレンブラックヒルはNHKマイルCの勝ち馬。牝系のしなやかさと重厚さも感じさせる走りで、弱点が少なくいかにも相手ナリに走れそうな中距離馬だ。共同通信杯はスタートで後手、ダイワメジャーがあそこから差すのは苦しい。中山なら好位差しで。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
アライバルククナの半妹でピオネロの姪。母クルミナルは桜花賞2着、オークス3着。母母クルソラは亜3歳牝馬チャンピオン。ハービンジャー×ディープインパクトはハッピーアワーやヒンドゥタイムズと同じ。リファール5×5・5とブラッシンググルーム6×4で、前者の粘着力と後者のオールラウンドさが表現された中距離馬。新潟2歳Sも京成杯もゴール前で脚は使っているが、斬れ味で勝負するよりはもう少し前で受けたほうがいいのでは。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ソリタリオ母サブトゥエンティはJRA2勝でプロクリスの全妹。母母ライラプスはクイーンC勝ち。