昨年はディープボンド(父キズナ)が1着でナムラドノヴァン(父ディープブリランテ)が3着。一昨年はトーセンカンビーナ(父ディープインパクト)が2着でメイショウテンゲン(父ディープインパクト)が3着。少し前はディープ産駒とハーツクライ産駒の人気馬が強いレースだったが、ここ2年は「ディープ系とユーキャンスマイル」で1〜3着を占めている。阪神内回りで機動力も要求されるので、キングヘイロー、オーペン、マキャベリアン、フレンチデピュティなど母父マイラーが強いレースでもある。(解説:望田潤)
アイアンバローズベルモントS(米G1・ダ12F)勝ちパレスマリスの半弟で、2戦2勝の2歳ジャスティンパレスの3/4兄。近親にハリウッドゴールドCのレイルトリップなどがいる。母父ロイヤルアンセムはシアトリカルの仔で芝10〜12FのG1を3勝。斬れタイプではないのでAR共和国杯のように大箱で上がりが速くなると辛いが、後駆がロベルト的で阪神内回りはピッタリだろう。オルフェーヴル産駒は長距離重賞での活躍が目立つし、ステイヤーズSぐらいはやれるのでは。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ディープボンドダンケシェーンの半弟で、ローレルゲレイロやリキサンマックスのイトコ。ストームバード≒ニジンスキー4×5などストームキャットの血脈構成をニアリークロスで増幅し、いかにもキズナ産駒の走る配合パターンといえる。ヘイローやトムフールのクロスで燃費よく走れるし、どこでも好走するがジリ脚で大一番で2着が多いところは母母父カコイーシーズの面影も。昨年の阪神大賞典勝ち馬で、内回り長丁場は有馬と春天でも2着だから自信をもつ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
トーセンカンビーナファルコニアの全兄で、母カンビーナはアメリカンオークス(米G1・芝10F)勝ち。