▲ステイゴールド愛、ステイフーリッシュ愛に溢れる小説家の馳星周さん (C)netkeiba.com
今日3月24日は、ステイゴールドの誕生日。今でもたくさんのファンに愛されているだけあって、netkeibaの掲示板には「おめでとう」のコメントがどんどん寄せられています。
そして先月、産駒のステイフーリッシュが、遠くサウジアラビアの地で約4年ぶりの勝利を挙げました。ラストランの香港ヴァーズで、生涯唯一で最後のG1制覇を果たした父と重なるようなドラマ――。
そんなステイゴールド愛、ステイフーリッシュ愛に溢れる小説家の馳星周さんが、今週末のドバイGCへのエールも込めて、手紙を書いてくださいました。
まず、自己紹介からさせてください。わたしは小説家です。馬産地の北海道浦河町で生まれ育ったのですが、いろいろあって、競馬をはじめたのはつい最近です。
競馬をはじめてすぐ、わたしと妻はあなたの父であるステイゴールドに魅了されました。特異な現役成績と種牡馬としての希有なポテンシャルに、文字通り、脳天に雷が落ちたような衝撃を受けたのです。以来、ステイゴールドの血を引く馬たちを応援し続けています。
▲競走馬時代のステイゴールドの雄姿 (C)netkeiba.com
競馬歴が浅いため、ステイゴールドの直仔は数が減っていく一方です。後継種牡馬としてオルフェーヴルやゴールドシップなどがおり、もちろん、その産駒たちも熱烈に応援しているのですが、なんといったって、ステイゴールド直仔の活躍にこそ、我々夫婦は胸を躍らせるのです。