26日に稍重の馬場で勝利を上げたピースオブエイト(写真左)(c)netkeiba.com
先週、土曜の阪神芝は雨のなかでの開催。重めの馬場コンディション。前残りのトラックバイアス。
3着内に好走した15頭のうち12頭が最初のコーナーを4番手以内で通過。逃げた馬は5レースのうち4レースで4番人気以下が3着内に好走。残りの1頭も7番人気で4着。最初のコーナーを5番手以降で通過して3着内に好走した3頭は3番人気以内の馬のみ。
日曜は晴れて気温も上がったため、標準的な馬場コンディションに回復。脚質のバイアスも一変。差し馬が台頭した。
最初のコーナーを4番手以内で通過して3着内に好走したのは5頭。勝ち馬は1頭も出ず。4番人気以下で3着内に好走した4頭はすべて最初のコーナーを7番手以降で通過しており、二桁位置取りが2勝。土曜とは真逆の傾向になった。
阪神は昨年に引き続き非常に長い開催。既に14日間の開催を終えたが、芝の路盤の状態自体は引き続き良い。
先週土曜のように雨のなかでの開催になってしまうと重めの馬場コンディションは避けられないが、日曜のように晴れれば馬場コンディションも回復し走りやすい状態になる。
あいにく、今週日曜の阪神は雨の可能性が高い天気予報。
芝は先週では土曜のような馬場コンディションになりそうで、近年の大阪杯では、昨年と近い馬場コンディション、状況が想定される。
昨年の大阪杯はトラックバイアス「 ・前有利」と判定。
直線で脚を使うことが難しく、先行馬が恵まれた。
レイパパレは今年以上に豪華なメンバーが揃っていた昨年の大阪杯を圧勝。
昨年、重馬場の大阪杯で勝ったレイパパレ(c)netkeiba.com
前走の金鯱賞はトラックバイアス「内有利・前有利」。内を通る馬、先行が恵まれる状況で、4番手のポジションを確保できたが、外枠のロスが響いた。
3枠からの逃げ切りだった勝ち馬のジャックドールは今回も人気になるだろうが、オープンの連勝はどちらも直線が長いコースで軽めの馬場コンディションで挙げたもの。優秀な内容だったのは確かだが、今回、重めの馬場コンディションになった際にも同じ走りができるとは限らない。
レイパパレは昨年の大阪杯だけでなく、条件戦ながら後の重賞好走馬が上位に走ったように質の高かった大原ステークスでも圧勝。重めの馬場コンディションで高いパフォーマンスを示している馬。雨で馬場コンディションが悪化するようなら、逆転の可能性を秘めている。
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