1番人気の支持に応えたナムラクレア(C)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、サマーシリーズ開幕戦の函館スプリントSを取りあげます。過去10年で6頭と二桁人気馬の台頭も目立つ一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“穴馬を軸に少点数で仕留める”馬ザンマイ氏です。
まずは「開幕週なのでもちろん内前有利」と指針を示して、内枠の13番人気タイセイアベニールに敢然と本命を打ちます。7歳の高齢馬ながら、2歳時に函館で3戦してパーフェクト連対の実績までしっかりと遡り、「函館の適性は十分」と推したのです。
「中団(7番手辺り)で折り合ってくれれば、差し切れる可能性ある」と勝利までみた高評価でしたが、後方からの競馬となり、上がり2位の脚を使うも結果は3着。とはいえ、馬券は◎1頭固定3連複で、相手を5頭に絞って見事に的中となりました。10点買いで256.5倍を1,000円購入して、25万円超の払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、南関場立ち予想士のナビゲーション氏です。
こちらの本命は、1番人気優勝のナムラクレア。「上下差8kgありこれを味方に出来るのは魅力ある」と斤量50キロの軽量を信頼し、3連単1着固定フォーメーションの軸に据えたのです。
そして最大の注目は、ここからのナビゲーション氏の立ち回りでしょう。相手6頭に、2〜5番人気の4頭にくわえ、しっかりと7番人気のジュビリーヘッドと13番人気のタイセイアベニールという斤量56キロの2頭も選んでいたのです。しかも、2着ジュビリーヘッドは2、3着に据えるも、3着タイセイアベニールは3着のみに置く配置もズバリ。1×4×5頭という3連単フォーメーション20点買いが嵌まり、887.0倍を500円的中! 44万円超の大きなリターンに成功したのです。
予想結果は
こちら。