▲ナムラクレアと挑んだ函館スプリントS、過酷な減量からレース当日に迫ります(c)netkeiba.com
先日函館スプリントSをナムラクレアと制した浜中俊騎手。斤量50キロでの騎乗ということで2週間前から意識して減量に取り組んだというが、騎乗の依頼を受けた際も迷いはなく、すぐに「乗せてください」と返事をしたそう。
そして減量を乗り越え迎えた当日、レース前に長谷川調教師からとある言葉をかけられ、さらに気持ちが入ったと語る。そんなナムラクレアと挑んだ函館スプリントSを振り返り、秋の目標というスプリンターズSへの意気込みも伺いました。
(取材・構成=赤見千尋)
いい結果を出してみんなとウィナーズサークルに行きたいなと
──ナムラクレアでの函館スプリントS制覇、おめでとうございます。強い勝ち方でしたね。
浜中 ありがとうございます。期待通りに強かったです。
──レースを振り返っていただきたいのですが、道中は3番手からの競馬になりました。
浜中 スタートしてすぐに加速してくれましたし、斤量も50キロと軽かったので、前目に付けて早めに押し切ろうと考えていました。いろいろシミュレーションしていた中で一番楽なパターンになりましたね。
──どの辺りで勝利を確信しましたか?
浜中 ビアンフェとレイハリアが行って、3コーナー手前くらいです。3番手で収まった瞬間には勝てると思いました。4コーナーもすごくいい手ごたえで、本当に強い勝ち方をしてくれました。古馬相手でも戦えるという自信がありましたし、そうでなければ