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【宝塚記念予想】ぱっと見は大混戦ムードでもエフフォーリアの馬具工夫で復活の圧勝劇に期待したい/倉本匠馬

  • 2022年06月24日(金) 18時00分

馬具工夫によって大きな上積みがありそうなエフフォーリア(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


展開予想
ハイペース

《一言コメント》
 パンサラッサなど典型的な逃げ馬多数のメンバー構成で、前が相当早く流れそうである。また、内回り2200mのコース形態を踏まえてもかなりの縦長となりそうで、外を回る馬と後ろすぎる馬に関しては割引が必要だろう。底力がかなり問われるレースとなるので、その辺りをしっかり踏まえた上で上手く取捨選択して印を打ちたい。瞬発力よりも持久力が問われる競馬なので、買うべき馬は数頭レベルまでに絞れそうだ。

各馬の並び
逃げ
パンサラッサ

先行
アフリカンゴールド
タイトルホルダー
ギベオン

差し
オーソリティ
エフフォーリア
アイアンバローズ
デアリングタクト
ステイフーリッシュ
マイネルファンロン
ヒシイグアス
ウインマリリン
アリーヴォ
ディープボンド
グロリアムンディ
ポタジェ

追い込み
メロディーレーン
キングオブコージ

Vポジション候補
かなりの縦長の展開の上にペースが流れそうなので、
【好位勢とロスなく運ぶ差し馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.エフフォーリア
2.デアリングタクト
3.オーソリティ
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.タイトルホルダー
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は展開面と馬場に大きく恵まれるレースも、長距離路線で底力を見せる競馬であった。ただ、今回は典型的な逃げ馬がいる上にペースがかなり流れそうで、有馬記念の走りを見ても番手から押し切るまでのポテンシャルは微妙かなと。ここは人気ほどの評価は正直言ってしづらいところで、相手までが妥当だろう。

総合評価
C

2.ディープボンド
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は結果的に枠に泣かされる敗戦で、有馬記念の走りを見ても2000m以上ならば安定した力を出せる。また、馬場展開問わずにしっかりと脚を使えるタイプで、自在性のあるレースも評価できるだろう。ここは相手上位に取り上げたいところで、掲示板の観点で言えばかなり信頼できる存在だ。

総合評価
C

3.エフフォーリア
展開◯ 馬場◎ コース◯
 最終追い切りを見ても分かるように、ブリンカーの馬具工夫によって大きな上積みがありそうで馬が急激に良くなった。また、内枠と縦長の展開も大幅プラスとなりそうで、大阪杯とは違った昨年の高いクオリティをようやく発揮できるだろうか。ここは本命最有力候補の1頭で、ここを通過点とすればしばらく負けない可能性までありそうだ。

総合評価
B

4.デアリングタクト
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は久しぶりを考えると評価できる走りで、距離延長と阪神の内回りコースならば上積みしかないだろう。ただ、若干ポジションに不安がある印象で、後ろからのレースでどこまで届いてくるかである。もちろん上位評価すべき1頭も、松山騎手の手腕が大きく問われる競馬となりそうだ。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.アリーヴォ
展開◯ 馬場◯ コース◯
 前走は結果的にほぼ勝ちに等しい競馬での3着で、連勝中の勢いと内回りコースとの相性を考えても侮れないかなと。また、距離延長も問題なさそうで、縦長で展開も向きそうなここは引き続き脅威的な存在だろう。ここは人気踏まえても狙い目となりそうで、2、3着の馬券には必ず入れたい1頭であろう。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。

 逃げ馬が揃ったメンバー構成で、かなりの縦長ハイペースが予想されるだけに展開面が結果に与える影響は限りなく大きそうである。また、内回りコースのコース形態を踏まえても、適性面で人気馬の取り扱いがかなりのポイントとなりそう。

 上位の馬の中でも明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択して、馬券を上手く組み立てたいところ。

 2021年のGIは回収率150%と絶好調の結果を残すことが出来ているので、今週こそ勝負したいレースなので高配当をゲットしたい。

 ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、上半期の総決算をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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