前走の敗戦を巻き返せるか、アーデントリーに注目したい(c)netkeiba.com、ユーザー提供:夢のパスポートさん
展開予想
ミドルペース
《一言コメント》
ベステンダンクとベレヌスが逃げの可能性がありそうで、基本的にはこの2頭が先手を主張していく形となりそうです。コーナーまでの距離が長い分かなり縦長のレースとなるので、高速馬場の上にペース自体もそこそこ流れるでしょうか。
さらに、外も伸びて来ている馬場状態なので、外から捲る馬に関してもチャンスがありそうです。基本的には、機動力があって好位から中団で運べる馬を中心に馬券を組み立てたいでしょうか。
各馬の並び
逃げ
ベステンダンク
ベレヌス
先行
コルテジア
ファルコニア
ワールドウインズ
差し
アーデントリー
ヴァリアメンテ
カイザーミノル
シャーレイポピー
ダブルシャープ
ミスニューヨーク
レインボーフラッグ
追い込み
カテドラル
カデナ
スーパーフェザー
モズナガレボシ
Vポジション候補
開催が進むにつれて外伸び傾向が徐々に強まっているので、
【好位勢とコーナーから捲っていく差し馬】
としておきます。
主に有力馬で該当するのは、
1ファルコニア
2ミスニューヨーク
3アーデントリー
となりそうだ。
有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.ファルコニア
展開◯ 馬場◯ コース◯
近3走は全て馬券内と非常に安定した成績を残しており、距離に関しても1800mならば問題なく対応できそうでしょうか。また、斤量56キロに関してもプラスで、自在性のある競馬で展開利があれば相当楽しめそうです。ここは本命候補の1頭として挙げたいところで、枠は一つでも外の方が信頼できると言えそうです。
総合評価
B
2.ミスニューヨーク
展開◯ 馬場◯ コース◯
前走はGIの壁とスピード不足を感じさせるレースでしたが、小回りでも好走歴があるここならばチャンスがあるでしょうか。また、夏のローカル重賞レベルならば実力上位で、斤量面にも不利がないだけに引き続き楽しめそうです。やや終いが甘いので勝つまでのパンチ力は微妙ですが、人気先行型でも相手には必ず入れたいところです。
総合評価
C
3.カイザーミノル
展開◯ 馬場◯ コース◯
実力の割にあまり人気しないタイプでありますが、好位から運べる強みがあるので結果もかなり安定していますよね。ただ、コーナー4つのコースに関しては若干不安で、縦長の展開でどこまで対応できるかでしょうか。もちろん実力面は評価しつつも、今回に関してはやや印を落としたい1頭です。
総合評価
C
4.カデナ
展開◯ 馬場◯ コース◎
実績面などを考えると間違いなく実力はトップクラスですが、脚質と斤量57.5キロのハンデがかなり気になりますよね。また、追い込みの今村騎手に関しても買いにくい印象で、乗り難しさが問われるここは全てにおいて未知数と言えるでしょうか。3〜4コーナーで前崩れとなれば大外一気のイメージも湧きますが、基本的には差し残し含めて取り扱いをしたいところです。
総合評価
C
オススメの穴馬
1.アーデントリー
展開◯ 馬場◎ コース◯
前走は1年ぶりの競馬が結果的に響く敗戦でしたし、コーナー4つの小倉1800mはほぼベストに近い条件でしょうか。また、斤量54キロと坂井騎手は非常に心強い要素で、コーナーで動いていく競馬ができればミスニューヨークを差し切った末脚が再度発揮されそうです。相手には必ず取り上げて欲しい1頭で、乗り方次第では頭まであると見ています。
総合評価
C
以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。逃げ馬がそれなりに揃ったメンバー構成で、小倉1800mのコース形態を踏まえても縦長が予想されるだけに展開面が結果に与える影響は限りなく大きそうである。そうなってくるとポジションによって買うべき馬とそうでない馬が浮かび上がってくるので、比較的取りやすいレースとなるでしょう。
上位の馬の中でも明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択して、馬券を上手く組み立てたいところ。2021年のGIは回収率150%と絶好調の結果を残すことが出来てるので、今週こそ勝負したいレースなので高配当をゲットしたい。
ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、今週行われる唯一の重賞をチェックして欲しいところです。
■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。
【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。
【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。
Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。