昨年はレイハリアが優勝(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
Cコースに替わった先週の札幌芝で古馬混合戦は6レース施行。先行有利のトラックバイアスが続出。
3着内に好走した18頭のうち15頭が3コーナーは5番手以内。札幌記念も最初のコーナーを3番手以内で通過した馬が3着までを独占した。
札幌記念は例年、後方待機馬が有利になりやすいレース。先週の札幌は週中からの雨が残り、芝は湿り気味だったのも確かだが、今年は開幕当初から走りづらい状態になっていて、Cコースに替わってもこの傾向が継続。
先週の札幌芝は、重めの馬場コンディションによって道中から消耗が激しく、直線まで余力を残すのが難しい状況。後方にいる馬もバテているため、結果として前半からポジションを確保していた馬がそのまま上位に来た。今の札幌芝は、例年とは異なる馬場状況になっている。
キーンランドカップは例年、外枠や後方待機馬が有利。2016年以降、6回のうち5回をトラックバイアス「外有利」もしくは「超外有利」と判定。6回のうち3回をトラックバイアス「差し有利」もしくは「超差し有利」。
ただし先週のトラックバイアスとは真逆になっている。そして、今週の札幌も週末に雨予報も。馬場の状態が改善される見通しは立てづらく、先週と大差ない馬場コンディション、状況が想定される。
過去の同レース傾向よりも、先週までのトラックバイアスを重視して先行馬を狙う。
シゲルピンクルビーの前走函館スプリントステークスはトラックバイアス「 ・差し有利」と判定。先行した馬にとっては厳しいトラックバイアス。
シゲルピンクルビーの巻き返しに期待(c)netkeiba.com
2走前は、前半3Fよりも後半3Fが速いレースで勝利していることから、前走時はトラックバイアス、展開面を除いても開幕週のハイペースがこの馬にとって不向きだったのも敗因として挙げられる。
今の札幌芝の馬場コンディションと今回のメンバー構成から、同じ位置を取るにしても前走よりは楽なペースになる可能性は高いだけに、巻き返しが見込める。
土曜のトラックバイアスを分析した上での最終結論はウマい馬券にて公開する。
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