8月28日に札幌競馬場で開催される
キーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)。一昨年覇者
エイティーンガールや前年覇者
レイハリアなど、短距離路線の実績馬が今年も参戦を予定している。
当記事では過去の勝ち馬を振り返る。なお、例外的に函館開催だった2013年(勝ち馬
フォーエバーマーク)は一覧から除いている。
■2011年
カレンチャン(牝4)
■2012年
パドトロワ(牡5)
■2014年
ローブティサージュ(牝4)
■2015年
ウキヨノカゼ(牝5)
■2016年
ブランボヌール(牝3)
■2017年
エポワス(セ9)
■2018年
ナックビーナス(牝5)
■2019年
ダノンスマッシュ(牡4)
■2020年
エイティーンガール(牝4)
■2021年
レイハリア(牝3)
過去10回の札幌開催のなかで、牝馬による勝利が7回。このうち
ブランボヌールと
レイハリアは当時3歳で出走時斤量は51kgだった。ただし、一概に軽斤量が有利というわけではなく、古馬入り後に本格化を迎えリベンジを果たした例が多く、例えば
ナックビーナスは3歳時から毎年
キーンランドCに出走し、5歳時に重賞初制覇をこの舞台で飾った。
同レースにおいてここまで連覇を達成した競走馬は存在しないが、一方で前年の好走馬が翌年の同レースで好走する、いわゆる「リピーター」が一定数存在するのも特徴のひとつである。
一例として、
パドトロワは2011年3着から翌2012年に優勝、
ナックビーナスは2017年3着から翌2018年に優勝。
ダノンスマッシュは2018年2着から翌2019年に優勝。
エイティーンガールは異なるパターンだが、2020年に優勝し、昨年は2着となっている。
今年の出走想定馬の馬齢分布は下記の通り。
【3歳・牡馬】
ウインマーベル(牡3、美浦・
深山雅史厩舎)
トウシンマカオ(牡3、美浦・
高柳瑞樹厩舎)
【3歳・牝馬】
出走登録なし
【古馬・牡馬】
ジェネラーレウーノ(牡7、美浦・
矢野英一厩舎)
ジュビリーヘッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)
タイセイアベニール(牡7、栗東・
西村真幸厩舎)
マイネルジェロディ(牡4、栗東・
西園正都厩舎)
ロードマックス(牡4、栗東・
藤原英昭厩舎)
ヴァトレニ(セ4、栗東・
長谷川浩大厩舎)
ヴェントヴォーチェ(牡5、栗東・
牧浦充徳厩舎)
【古馬・牝馬】
エイティーンガール(牝6、栗東・
飯田祐史厩舎)
オパールシャルム(牝5、美浦・
武藤善則厩舎)
サヴォワールエメ(牝6、栗東・
辻野泰之厩舎)
シゲルピンクルビー(牝4、栗東・
渡辺薫彦厩舎)
トキメキ(牝5、美浦・
斎藤誠厩舎)
ビップウインク(牝5、栗東・
清水久詞厩舎)
ビリーバー(牝7、美浦・
石毛善彦厩舎)
マウンテンムスメ(牝4、美浦・中野栄治厩舎)
ミニオンペール(牝6、美浦・
小手川準厩舎)
メイショウミモザ(牝5、栗東・池添兼雄厩舎)
レイハリア(牝4、美浦・
田島俊明厩舎)
レイハリア、
エイティーンガールによる史上初の「
キーンランドC2勝目」達成なるか。古馬入り後に力をつけて重賞に臨むス
プリンターの台頭なるか。注目の一戦である。