
ルメール騎手とのコンビで巻き返しに成功したヴェントヴォーチェ(撮影:高橋正和)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、サマースプリントシリーズの第5戦であるキーンランドCを取りあげます。スプリンターズSへも繋がりそうな注目の一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、指数などを用いないレトロ予想のバウンスバック氏です。
基本スタイルは、騎手の調子やオッズが適正値なのかどうかを重視しつつ、さまざまなファクターを組み合わせ、最適な買い目を提供するというもの。今回は、「WSJS第2戦でようやく札幌での存在感を出した松山騎手騎乗」の2番人気のウインマーベルを本命に選びます。
そして注目すべきは馬券の組み立てで、◎から相手を5頭に絞った馬連と馬単2着固定流しで勝負していたことでしょう。
結果は、本命馬ウインマーベルがきっちりと勝ち馬から半馬身差の2着に収まり、馬単87.3倍と馬連42.9倍を1,000円ずつダブルで的中。13万円超の払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。
つづいては、スポニチが誇る穴党記者の小田哲也氏です。
こちらの本命は、6番人気勝利のヴェントヴォーチェでした。
まずは、2走前の函館スプリントSで7着に敗れていたものの、今回上位人気の2着馬ジュビリーヘッドとは0秒1差だったことに注目。さらに、「馬群にもまれた前走・アイビスSDを参考外とすれば、春雷S(1分6秒8)だけ走れば、通用する相手関係」とジャッジしたのです。
そしてなにより、「ルメール騎手との新コンビで動きやすい8番枠。配当妙味はあります」と、枠順も加味して人気の落ちたところを狙い撃ち。ヴェントヴォーチェを軸とした馬連流しで、見事に的中を射抜いたのです。
予想結果は
こちら。