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【浜中俊×藤岡佑介】「もう絶対に手放したくない」後悔のあった父への溢れる想いは娘・ナムラクレアで晴らす/後編

  • 2022年09月28日(水) 18時01分
“with佑”

▲後編では秋への意気込みを語り合います!(撮影:桂伸也)


浜中騎手をゲストに迎えてお届けしているwith佑、後編となる今回はいよいよ週末に迫ったスプリンターズS制覇へ向け、ナムラクレアへの熱い気持ちを語ってくれます。

浜中騎手にとってナムラクレアは父・ミッキーアイルの娘ということで特別な思いを抱いており、さらにその相棒の娘とのGI制覇への思いは一段と大きく、浜中騎手も思いが溢れてしまうほど…。そんな相棒との飛躍を誓う2人がこの秋への意気込みを語り合います。

(取材・構成=不破由妃子)

もう何も見えないくらい落ち込んでました…。


──この夏は、佑介さんも最大目標であった札幌記念を制覇。しっかり秋に繋げましたね。

浜中 ジャックドール! 強いですよねぇ。

佑介 ハマちゃん、札幌記念見てくれたの?

浜中 もちろん見ましたよ!

佑介 あの日から3日間くらい、目が見えなかったって言ってたから(笑)。

“with佑”

▲3日間くらい、目が見えなかったって言ってたから(撮影:桂伸也)


──目が見えない!? なぜですか?

浜中 僕は同じ日の北九州記念で負けてしまって…(ナムラクレア3着)。僕、あの日は北海道ではなく、滋賀の家に帰ったんですよ。しばらく家でゆっくりしていたんですけど、もう何も見えないくらい落ち込んでました…。

──ああ、直線で行き場をなくして…。レース後、「僕の誘導ミスです」って素直におっしゃっていましたね。

浜中 あれはね、100人いたら100人が「誘導ミス」って言うレースです。完全に僕のせいです。

佑介 ジョッキーとしては、あのレースのハマちゃんの心理はわかるけどね

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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