昨年につづいて阪神芝内1400で行われるスワンS。その昨年はダノンファンタジーとサウンドキアラ、ディープインパクト牝駒のワンツーだった。22年フィリーズレビューはサブライムアンセム、22年阪急杯はダイアトニックと、ともにロードカナロア産駒が勝っている。また21年阪急杯はレシステンシア、ミッキーブリランテ、ジャンダルムと、母系にダンジグをもつ馬が1~3着を占めた。基本的には急坂付きの内回りだから、ダンジグ、ロベルト、ストームキャットといったパワーの裏付けがあるスピードがモノを言うコースだ。(解説:望田潤)
ヴァトレニ母チアフルスマイルはキーンランドCの勝ち馬で、母母ゴールデンカラーズはクイーンC2着。牝祖ウィニングカラーズはケンタッキーダービー馬で孫にアラバマS(米G1・ダ10F)のエスキモーキセスがいる。父グラスワンダーは有馬記念連覇の名馬でスクリーンヒーローなどの父。母も洋芝巧者だったが、パワー体質のグラス産駒で夏場に調子を上げるタイプでもあるのだろう。阪神内回りもいいが、今はスプリンターとして完成した感が。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎
サブライムアンセムチェッキーノやコディーノの姪で、母パストフォリアは