ファンタジーSの方が出走の意味は大きいと思えるが…
東京の「京王杯2歳S」には、「ファンタジーS(同じ1400mの阪神の牝馬限定戦)」にも登録していた牝馬が、こちらに5頭も回ってきた「エナジーチャイム、サイモンオリーブ、シェーンプリマー、マーブルマカロン、ミスヨコハマ」。
ファンタジーSは牝馬同士の12頭立て。京王杯2歳Sは牡馬が含まれる18頭立て。5頭は関東馬ばかりなので、相手、コース形態、騎手などの理由もあるが、あえての直前輸送を嫌ったかもしれない。賞金加算を目標に未来展望が桜花賞なら、強敵はいてもファンタジーSの方が出走の意味は大きいと思えるが…。ただ、エナジーチャイム(父エピファネイア)の場合は、連続してルメール騎手を確保できたからか。牝馬ではこの馬に要注意。
男馬ロンドンプラン(父グレーターロンドン)の前回の勝ち方は衝撃的だった。同じ日、未勝利戦を1分07秒9「32秒9-35秒0」で逃げ切ったペースセッティングも素晴らしいが、ロンドンプランは落鉄、影響してスタートでの大出遅れがありながら、「35秒0-33秒1」で1分08秒1。まともに競馬をしたのは直線だけだった。
4代母ロイヤルコスマーは、桜花賞2着馬。父グレーターロンドン(その父ディープインパクト)は、中京記念など全7勝中の6勝がマイル戦。オークス馬ダイワエルシエーロの4分の3同血の弟であり、この姉弟の母は桜花賞2着のロンドンブリッジ。今回の1400mの方がずっと合う。大外枠は不利だが、カバーできるはずだ。
相手の筆頭としたいヤクシマの父は芦毛のHavana Greyハヴァナグレー。3代父はGalileoガリレオだが、5ハロンで6勝もしているスプリンター。半姉も短距離型なので、この距離で結果を出したい。
次いで好調教のスピードオブライト(父ロードカナロア)、前出のペースセッティング。以下エナジーチャイム、ブーケファロス、オオバンブルマイなど、相手は手広くいきたい。