大箱ダートの重賞らしく、ソリストサンダー(21年1着、20年2着)、サンライズノヴァ(20年1着、18年1着)、エアスピネル(21年2着)、クインズサターン(18年2着)、サンライズソア(17年2着)と、ニジンスキーの血を引く馬が毎年上位を賑わせている。またシアトルスルーもダートをストライドで走る系統だけに、東京ダートでは常に注意が必要な血といえる。(解説:望田潤)
アラジンバローズ母母スマッグラーはCCAオークス(米G1・ダ10F)やマザーグースS(米G1・ダ9F)に勝った一流馬。その母インサイドインフォメーションは北米古牝馬チャンピオン。近親にオハイオダービー(米G2・ダ9F)などに勝ったゴーンアストレーがいる。ハーツクライ産駒ながらダートでオープンまで出世したのはこの母系のなせるワザで、まだキャリアが浅く底を見せていないのは魅力。ただ血統や脚質からみて、東京マイルに替わるのはプラスではないだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ギルデッドミラー母タイタンクイーンは優秀な繁殖で、サンタイネスS(米G2・ダ6.5F)のレネーズタイタン、