▲ユーバーレーベンの奮闘ぶりに迫ります!(ユーザー提供:ゆちゃんさん)
女性のみならず近年は男性からも注目を集める“ダイエット”。競走馬の世界においても、最近ではSNSを中心に話題になることが少なくありません。ジャパンCに出走予定のユーバーレーベン(牝4、手塚)も天皇賞・秋では札幌記念からマイナス22キロのダイエットに成功し、以前から「大目標」と掲げていたジャパンCへ向けて順調なステップを踏んでいます。ダイエットや調教の工夫、ユーバーレーベンの素顔などについて、担当する野島一也厩務員、調教役の平塚淳一調教助手に話を聞きました。
(取材=東京スポーツ・藤井真俊)
正直、目を疑いましたし、頭を抱えてしまいました
──ジャパンCに出走予定のユーバーレーベン。札幌記念は過去最高となる498キロの馬体重でしたが、天皇賞・秋では22キロ絞って476キロで出走。見事にダイエットに成功しましたね。
平塚 ちょうどいい体つきだったと思いますね。
野島 皆さんから体重を落とすように言われていたのでホッとしました(苦笑)。
──ユーバーレーベンは馬体重の調整が難しいタイプなのでしょうか? よく食べるとか、体重が増えやすいとか。
野島 そうですね。とにかくよく食べるんですよ。輸送をしたり強い調教をした後でもカイバ食いが落ちることはないです。ドバイに遠征した時も、他陣営は環境の変化に戸惑う場面もあったようですが、ウチはお構いなしにバクバク食べてました(笑)。
▲ドバイでもご飯はしっかり食べていたみたい(c)netkeiba.com
──札幌記念の時も食べすぎた?
野島 う〜ん…。確かに放牧先から戻ってきた時は大きくなっていたのですが、それから調教を重ねてレース当週の水曜の計量では480キロ台半ばだったんです。その後も適度に食べさせて、調教もして当日をむかえたのですが、計量ではまさかの498キロですよ。正直、目を疑いましたし、頭を抱えてしまいましたね。