過去5年を振り返ると、勝ち馬5頭のうちグレナディアガーズ(20年)、サリオス(19年)、ダノンプレミアム(17年)の3頭がデインヒルをもっている。また最近はグレナディアガーズ(20年1着)、アドマイヤマーズ(18年1着)、セリフォス(21年2着)、クリノガウディー(18年2着)と、母系にグロリアスソング=デヴィルズバッグ=エンジェリックソングきょうだいの血をもつ馬もよく絡む。ロードカナロア産駒で馬券に絡んだのはダノンスコーピオン(21年3着)とステルヴィオ(17年2着)だが、ともにヌレイエフ≒サドラーズウェルズ(=フェアリーキング)の3/4同血クロスをもっていた。今年の登録馬ではティニアがデインヒルとグロリアスソング、レイベリングとロードラディウスがデインヒル、スズカダブルとフロムダスクがグロリアスソング、シンリョクカがデヴィルズバッグ、グラニットがエンジェリックソングをもつ。ダノンタッチダウンはヌレサドクロスはもたない。(解説:望田潤)
ウメムスビアルフレードやフィリアプーラの甥で、牝祖ラトラヴィアータ(サクラバクシンオーの全妹でJRA5勝)の産駒にリビアーモやアルフォンシーヌが、孫にパルティアーモやマグナレガーロがいる。父ファインニードルはアドマイヤムーン産駒の最優秀短距離馬で2歳が初年度産駒。父を脚長でしなやかにしたような馬で、