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クラシック前哨戦を終えて

  • 2006年05月10日(水) 23時50分
 オークス、ダービーに向け、全て前哨戦が終了しました。ダービーのトライアル戦で出走権を獲得したのが全部関西馬だったことが、ちょっと気になっています。ですが、牝馬が頑張っているので、東西意識にこだわるのは止めにしました。

 オークス戦線は、桜花賞の混戦模様を受け継いでいて、新たに、3連勝でスイートピーSを勝ったカワカミプリンセス、忘れな草賞を勝ったニシノフジムスメ、フローラSのヤマトマリオンが加わって、一段と難解になってきました。最近は、桜花賞からオークスへと直結する傾向があり、検討の基準もはっきりしていましたが、今年はそんなに簡単ではなさそうです。より長距離適性を重視しなくてはと考えています。

 ダービー戦線も、ここまでの皐月賞を目指した流れから大きく変わりそうです。

 皐月賞馬メイショウサムソンが取りあえずは検討の中心にありますが、青葉賞のアドマイヤメイン、京都新聞杯のトーホウアランとこれを凌駕しそうな有力馬が出現しました。

 圧倒的な三冠馬が出現した次の年らしい雰囲気です。全てにおいて一変するのか、その可能性を感じています。

 アドマイヤメインが堂々と先行し、東京向きに見えるトーホウアランが長い直線を追い込んでくる。そして、この2頭の間に、しぶとい脚質の皐月賞馬が頑張っている、そんなシーンが頭に浮かんでいます。とにかく、全く新たな戦いになるのではないでしょうか。

 5週連続のGIレースの第1弾NHKマイルCが3番人気ロジックの勝利で、桜花賞と皐月賞が6番人気馬が勝ったので、残る3歳GIは、いずれも1番人気は苦しいという流れが見えています。こういう思いつき、案外バカにならないものです。

 そして、第2弾の第1回ヴィクトリアマイル。古牝馬のGI戦、こちらは波乱は少ないと考えています。とにかく楽しみです。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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