
▲左から山本聡哉騎手(岩手)、下原理騎手(兵庫)、岡部誠騎手(愛知)、笹川翼騎手(大井)、本橋孝太騎手(船橋)
今春に日本ダービー・宝塚記念で実施し、大好評だった地方競馬のトップジョッキーによる予想が有馬記念で復活! 今回は日本ダービーと宝塚記念でW的中させた岡部誠騎手(愛知)に加え、新たに下原理騎手(兵庫)、笹川翼騎手(大井)、山本聡哉騎手(岩手)、本橋孝太騎手(船橋)が参戦!
岡部騎手は3連勝となるか…、初参戦ジョッキーによる予想にもご注目!
(取材・構成:大恵陽子)
岡部誠騎手(愛知) イクイノックス

▲連勝中の岡部誠騎手はイクイノックス(撮影:大恵陽子)
岡部 やはり強いんじゃないかなと思います。天皇賞・秋では前半1000mを57.4秒で逃げて粘るパンサラッサをゴール前でしっかり捉えきるところに勝負強さを感じましたし、見ていて操縦性も高そうに感じます。僕たち地方競馬の騎手が乗る馬は普段、パワフルなタイプが多いですけど、パワフルさよりしなやかさがすごくあるように感じていて、「乗ってみたいな」と思います。乗った感じが柔らかそうな感じがしますよね。イクイノックスが強いんじゃないかなと思います。
下原理騎手(兵庫) タイトルホルダー(とエフフォーリア)

▲初登場の下原理騎手はタイトルホルダーとエフフォーリア(写真後ろは大柿一真騎手)(撮影:大恵陽子)
下原 タイトルホルダーは逃げると強い馬ですし、2番手に控えても競馬ができて、能力が高いと思います。有馬記念のコースはスタートしてすぐにコーナー。このコース自体は乗ったことはありませんが、JRAの競馬場には何度も遠征で騎乗させていただいて、外の8枠に入ると「内ラチがすごく遠いなあ……」と感じました。前が速くなればスムーズに内に入れることもできますが、スローペースだと下手したら4頭外を回ることにもなりかねないので、枠順で大きく変わると思います。
ジョッキーで言うと、外国人ジョッキーと横山兄弟。横山兄弟は若くしてしっかり結果を出していますよね。弟の横山武史騎手が乗るエフフォーリアはここ2走は掲示板を外していますが、力はある馬ですし、しっかり差してくると思います。