中山金杯はロベルト5×5のラーグルフが勝った。毎年書いていることだが、この時期の中山芝2000の重賞はロベルトの血が強い。京成杯もロベルトもちが毎年美味しい馬券になっていて、22年はロジハービン(5人気2着)、ヴェローナシチー(8人気3着)、21年はテンバガー(6人気3着)、20年はクリスタルブラック(7人気1着)とスカイグルーヴ(1人気2着)、19年はヒンドゥタイムズ(7人気3着)、18年はジェネラーレウーノ(1人気1着)とイェッツト(6人気3着)。取り上げたなかではシャンパンカラーとシルヴァーデュークがロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
グラニット障害のオープン馬スナークスペインの甥で、母母エイシンスペインはJRA2勝、地方3勝。牝祖ネバージョオーからはカルストンライトオなどが出るが、近親に目立った活躍馬はいない。父ダノンバラードは良血のディープ産駒でロードブレス、キタウイング、ナイママ、ミシシッピテソーロなどを出し成功。母父がフサイチコンコルドだから斬れ味よりも機動力とパワーに長けた血統で、サウジアラビアRCでは大逃げで湧かせたが、本来はワンターンよりコーナー4つのほうが合っている馬だ。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
シーウィザードグランアリエルやシゲルタイタンの半弟で、メジロチャンプの甥。フラガラッハ、イリュミナンス、エスティタートなども近親。