昨年全滅でも狙いたい
重賞の中には年中行事のように特定パターンの馬を買うものがあるが、根岸Sの「距離短縮組重視」もそのひとつだろう。
過去10年、前走ダート(地方含む)に限定した前走距離別成績を示すと以下の通り。
1200m組はカペラS組だけは[2-2-1-21]と馬券に絡んでいるのだが、回収率は単26%・複53%で魅力に欠ける。カペラS以外の1200m組は[0-0-0-18]と全く絡んでいない。
1400m組は昨年1〜3着を独占したのだが、それでもこの程度の数字。兵庫ゴールドトロフィーや、年によってはJBCスプリント組が含まれることを考えるとちょっと物足りない。
1600m組と1800m組は昨年全滅したのだが、それ以前の貯金が効いてこの数字。昨年の経験があってもなお、距離短縮組にこだわりたいというのが筆者の考えだ。
今年は形式上距離短縮で馬自身は1400mがベストというレモンポップがおり、これはまあ来るだろうとは思うのだがそれ自体にうまみはない。他の該当馬の中からなにかしら配当妙味のある馬を探して軸2頭にするなどしたい。すぐに思いつくのはタガノビューティーだが、他にもよい馬がいないか週末まで探したいと思う。