シルクロードSの注目馬
先週のAJCCは、岩田騎手のコースよみと在厩で挑む奥村厩舎の歩みが実を結ぶ、ステキな勝利に映りました。
10日競馬が導入され以降、年々、在厩期間が短くなり中3週のローテでもいったん放牧や、GIレースもぶっつけが多くなりました。
その背景には様々な要因があり、プラスの面とマイナスな面の両者を兼ね備えていると思うのですが、岩田騎手の勝利騎手インタビューの熱い内容や、長い時間をかけて手元で育てる間に手にした助手&担当の方の経験値、そしてオーナーや周囲に対する信頼など、陣営が手にしたのは勝利だけではなく、非常に大きなものがあるように感じます。
やはりこうしてコダワリを持って管理馬をレースへと送りだし、結果を手にする背景に美しさを感じましたし、私が好きだったのも、一昔前の在厩期間の長い時の競馬。
現にノースブリッジにおいては、この2走よりも心身のバランスが1番合致していたと感じ、パドックで単勝を買い足しプラスにも。助かりました…。
一方のガイアフォースにおいては、やはり当日のパドックでは以前からも感じていたのですが右前の硬さが気になってしまうところが…。それでも、そういった状態でも結果を残してきており大丈夫であろう、大丈夫であって欲しいと願っていましたが、あのスタートのバランスや走りに、改めて、当日は右前の様子と少しフックラというか重厚感を見せる時の方が良いタイプにも感じました。
また負けはしましたがスタッドリーの体付きが凄くよくなっており、5歳という年齢を考えても今後、注目していきたい1頭です。
さて今週は中京でシルクロードSが行われます。ハンデ戦と難解ですが、軸と考えたいのはパワータイプの2頭。トウシンマカオとマッドクールかぁ…と。マッドクールにおいては、戦歴は浅いですが、前走の馬群で我慢ができてのレース運びは今回に繋がる内容。
そして穴っぽいところでも2頭。シャインガーネットとマリアズハート。
共に長くいい脚を使えるタイプ。シャインガーネットにおいては1200mが1番リズムよく運べる印象ですし、マリアズハートにおいても新潟の千直イメージの方も多いと思いますが、1200mで外差し傾向にある直線の長いコースは合う気がしますし、吉田隼人騎手が連続しての騎乗も魅力。ペースが流れてくれれば穴2頭にも馬券チャンスありと見ています。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。