芝の中長距離で活躍する血統に期待
1月の日経新春杯2200m、アメリカJCC2200mのようにランクの高い中-長距離戦は、まだまだキャリアと総合力に勝る古馬が優勢だが、早春S2400mは3勝クラスのハンデ戦。
過去10年の連対馬20頭中、半数の10頭を若い4歳馬が占めている。
今年は12頭中、たまたま4歳馬はアケルナルスター(父トーセンラー)、サンストックトン(父ワールドエース)の2頭だけ。中でも狙いの中心は上昇中の4歳馬サンストックトンだろう。
サンストックトンは格上がりの前回、2200mの迎春Sをハナ差2着。距離2000m以上【1-4-1-1】となり、早くもクラス突破がみえた。ハンデ頭とはいえ、57キロは前回こなしている。
東京2400mは前々走、2分24秒5。上がり最速の33秒8で勝っている。皐月賞2着の父ワールドエースは、日本ダービー2400mを上がり最速タイの33秒8で、勝ったディープブリランテの0秒2差の4着惜敗だった。
ここまでの代表産駒は現5歳のレッドヴェロシティだが、同馬は2021年の青葉賞3着など、芝2000-2600mを【3-3-5-2】。父の距離適性をストレートに受け継いでいる。
母の父キングカメハメハは、3冠牝馬デアリングタクト、有馬記念のブラストワンピース、日本ダービー馬ワグネリアンの母の父であり、距離は不問。
中間の動きも光っているサンストックトンから入りたい。相手は一長一短なので5歳以上馬フィリオアレグロ、マイネルコロンブス、チャックネイト、エドノフェリーチェ、ククナまで手を広げるが、動きは平凡でも穴馬に4歳アケルナルスターは入れたい。