スピードも要求される東京マイルで行われるダート王決定戦。22年と21年はカフェファラオ(父アメリカンファラオ)、20年はモズアスコット(母父ヘネシー)、19年はインティ(母母父フォレストリー)と、ストームキャットの血を引く馬が4連勝中。この3頭はミスワキやゴーンウエストやアフリートといった「ミスタープロスペクターとトムフールとナスキロ」の組み合わせの血をもつという共通点もある。ヌレイエフの血も相変わらず有力で、イメージとしては、馬場が渋って軽くなるとストームキャットやエーピーインディなどのナスキロ優勢で、良馬場ならキングカメハメハやゴールドアリュールのなどヌレイエフ優勢。いつの時代も東京マイルはナスキロとナスペリオンなのだ。(解説:望田潤)
アドマイヤルプスシークレットランやシフォンカールの半弟で、ブレスジャーニーやサムソンズプライドのイトコ。牝祖ダイナカールはオークス馬で、名牝名繁殖エアグルーヴの母。ここからドゥラメンテ、ルーラーシップ、アドマイヤグルーヴなど活躍馬が多数出る。父ヘニーヒューズはモーニン、アジアエクスプレス、ワイドファラオなどを輩出するダートの名種牡馬。東京コースに良績があるのはこの牝系らしいが、重賞では通用していないだけに劣勢は否めず…。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
オーヴェルニュヴォージュの下で、母ギュイエンヌはJRA3勝。父スマートファルコンは