2017年から3月に移行し大阪杯の重要ステップに。22年ジャックドール(1人気1着)、21年ギベオン(10人気1着)、デアリングタクト(1人気2着)、20年サトノソルタス(8人気2着)、19年ダノンプレミアム(2人気1着)、18年サトノダイヤモンド(2人気3着)、17年ヤマカツエース(1人気1着)と、毎年ダンジグの血を引く馬が馬券に絡んでいる。急坂を駆け上がるパワーがモノを言っているといえるか。取り上げた5頭でダンジグの血を引くのはディープモンスター。昨年と一昨年は逃げ切り勝ちで、逃げた馬は過去6年[2-2-1-1]というのは開幕週らしい結果といえる。(解説:望田潤)
ディープモンスターダノンアレーの全弟で、ロイヤルヒロインS(米G2・芝8F)勝ちパランダのイトコで、母シスタリーラヴはオンタリオメイトロンS(加G3・AW8.5F)などに勝ったカナダ古牝馬チャンピオン。近親にメトロポリタンH(米G1・ダ8F)のディキシーブラス。母父ベラミーロードはウッドメモリアルS(米G1・ダ9F)勝ち馬。脚長でストライドで走るが、母母父がディキシーランドバンドだから斬れるというよりはしぶとく差す中距離馬だ。ある程度流れて持続戦になってほしい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
フェーングロッテンピクシーナイトの半弟で、母ピクシーホロウはJRA3勝(芝1500〜1800)。牝祖シンコウエンジェルはクィーンズバーン、ワイルドソルジャー、ダノンカモンなどを産んだ有能な繁殖だった。